不妊症
子宝に関するご相談なら
女性側だけではなく、男性側も含めて妊娠から出産
子育てまでを可能にする健康な体づくりを目指していきます
妊娠のメカニズム
約1割のカップルが不妊症で悩んでいる
不妊の原因は、環境ホルモン、精神的ストレス、食品添加物、化学薬品、不規則な食生活などさまざまです。これらの要因は体内のホルモンバランスを狂わせ、体に悪い影響を与えます。特に女性の場合、ホルモンバランスが悪くなると、生理痛が起きたり、卵巣や子宮に異常が起こったりします。
女性特有の悩みは「妊娠しにくい体質になっている」ことを教えてくれる危険信号なのです。当店ではこのような体からの信号に耳を傾けて、妊娠しやすい健康な体作りをご提案させていただきます。

受精できる精子はチャンピオン
女性の体の中には左右一対の卵巣があり、中には卵子のもとである原始卵胞がたくさん蓄えられています。毎月そのうちの一つが成長して卵子を排出します。これが排卵で、卵管采から卵管に送られます。
一方、膣内へ射精された1億~4億個の精子は、子宮を通り、卵管膨大部で卵子と出会います。ここまで到達するのはほんのわずか。そのうちのたった一個の精子だけが卵子の中に入り込んで受精が完了します。(図1)
着床で妊娠成立
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、4~6日間かけて子宮に到達します。子宮は子宮内膜を増殖し着床の準備をしています。子宮内膜に到達した受精卵は子宮内膜に根を張るようにくっつきます。これが着床です。妊娠はこの着床で成立します。
妊娠というのは単純に考えれば、元気な卵子と精子があり、子宮の内膜がふかふかのベッドのように受精卵を迎えてくれるということなのです。
受精・着床しにくい原因
- ホルモン分泌異常などによる排卵障害。
- 子宮の入り口付近の子宮頚管から分泌される頚管粘液が少ない場合や、子宮頚部の炎症などで精子が子宮内部に入れない。
- 卵管が詰まっていて精子が通れない。
- 卵子の老化、状態などにより受精できない。
- 精子の数や運動能力が足りなくて、卵子までたどり着けない。
- 子宮内膜にポリープや子宮筋腫がある。
- クラミジア感染症や子宮に炎症、傷、癒着などがある。
- 子宮に先天的な奇形がある。
- 子宮内膜症がある。
- 受精卵が卵管や子宮頚管などに着床してしまう子宮外妊娠。
- 抗精子抗体がある。
- 卵子を卵管内に取り込めない。
卵管が詰まっていたり、妊娠が難しいほどの子宮の奇形、ひどい癒着などは西洋医学の力を借りて対処することが必要だと思いますが、それ以外の原因による不妊は、自然に妊娠しやすい体を作っていくことで解決可能だと考えています。
人工受精や体外受精を繰り返しても子宝に恵まれない方が、漢方療法との併用でお子さんに恵まれています。当店では出来れば漢方療法や自然療法で自然に子宝に恵まれますようお祈りしています。子どもは作るものではなく授かるものと考えて、健康な体作りから妊娠しやすい体作りを目指してみませんか?
漢方や自然療法の不妊治療は、子宮・卵巣を赤ちゃんの出来やすい環境にすること、元気な赤ちゃんを産むための母体を整え、作ることです。それは自分自身の力で子どもを持てるのだと信じるところから始まります。
男性の不妊治療も精子運動性と精子濃度、精子寿命の改善のために、必要なミネラルを十分にとり、漢方を組み合わせることで効果を上げています。
元気な赤ちゃんを授かるということは、男性も女性も健康な身体をつくるということにつながっています。
不妊のいちばん大きな原因「冷え」
身体本来の機能を低下させる「冷え」
漢方の考え方でいえば、不妊の一番の原因は「冷え」です。身体が冷えることにより、血液の流れは低下していきます。血液は個々の臓器に栄養と酸素を与 え、老廃物や二酸化炭素を取り除く大切な働きをしています。血液の流れが低下すれば栄養や酸素を与えられず老廃物が溜まり、臓器の機能は低下してしまいま す。「冷え」は人間本来の身体の機能を低下させてしまうのです。
特に下半身は上半身に比べて冷えやすく、子宮、卵巣は身体の中でも最も冷えの影響を受けやすい場所です。子宮や卵巣の機能が低下すると、生理不順や生理 痛などが起こります。漢方では卵巣機能不全や黄体機能不全などの機能的な不妊も、冷えによる子宮・卵巣の機能低下が原因だと考えています。
漢方の不妊治療は、まずこの「冷え」の改善から始まります。子宮・卵巣を温め、本来の排卵・生理の状態を取り戻すのです。そのためには、漢方薬を服用するだけでなく、食生活など生活そのものに注意を払っていかなければなりません。
身体を冷やす食べ物
南方で採れるもの、例えばバナナ、コーヒー、南方の果物、きゅうり、トマトなど夏野菜(*夏は暑いため体温を上げすぎないよう身体を冷やす食べ物がとれます。冬に夏野菜を食べると身体を冷やします。)、白砂糖、牛乳、ケーキ、清涼飲料水、ビール、ウイスキー、化学薬品等々。
身体を温める食べ物
天然塩、ねぎ、根菜類、にら、にんにく、魚介類、日本酒、梅干、紅茶、しょうが等々。
なるべく日本食を心がけ、お味噌汁とご飯を基本に献立を考えると身体を冷やさない食事になります。また、運動や上手にストレスを発散する趣味を持つことも大切です。
基礎体温を測って記録しグラフにすることで身体を知る
当店ではご相談に先立ち、基礎体温表をつけて持参していただくようにしています。(図2)
あきらめなくてよかったあ~
子宮内膜が薄く、なかなか妊娠が成立しなかった30歳の女性。漢方薬ほかで、子宮内膜が十分厚くなり妊娠出産されました。
冷え性で貧血もあり生理不順で結婚後4年たつのに妊娠しない29歳の女性。ご主人にも原因があり、漢方薬を飲んでいただき、8カ月目に妊娠。そのほか、2人目がなかなかできず悩まれ来店され、その後妊娠された方。体外受精をしても何度も失敗して漢方との併用で無事出産された方などの例があります。30歳代後半から40歳近くの成功例もあります。
あきらめずに自分の身体を信じて授かる努力のお手伝いをさせていただきます。お気軽にご相談ください。