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女性にやさしい漢方のお話

生理のある女性85%が経験しているPMS

 生理前2週間、85%の女性が経験すると言われるPMS(月経前症候群)。そうとは知らずに毎月つらい思いをしている女性がたくさんいるかも知れません。

症状は千差万別、100種類もあると言われています。月経の準備が行われ時期ですからしょうがないと言えばそれまでですが、仕事や生活は月経周期を気遣ってくれませんし、工夫して乗り越えていかなければならない毎月の関門ですね。

ストレスが蓄積していると、精神症状は強くなりやすいですから普段から仕事とプライベートのメリハリをつけてリフレッシュできることを見つけておくことは大切です。

その時期は、コーヒーをフェンネルやバラ系のハーブティーにしてみたりアロマオイルを使ったマッサージを受けてみたりするのもいいですね。

体調不良で辛い上に、仕事やプライベートで失敗をしてさらに自己嫌悪に陥ってしまえば、何事もうまくいかなくなってしまいます。毎月の事ですから、上手に自分を癒す工夫を見つける事はとても大切です。

PMSは生理が関係していることから女性ホルモンの乱れが影響していることは明らかです。当店では血行、ホルモンのバランスを整える当帰、センキュウ、地黄、芍薬、に水分代謝を整える(浮腫みやすい体質を改善)白朮、茯苓、そしてハーブのような香りを持つ生薬の香ブシで気をめぐらしモヤモヤした気分を解消しやすく、そして胃腸の事を考えて人参、甘草を配合した当店オリジナルの漢方薬をお勧めして、皆様に喜んでいただいています。

先日も20代女性の相談者の方で

生理前になると気持ちが晴れなかったり、イライラしたり、体調が悪くなったりして仕事もプライベートもうまくいきません。仕事では失敗するし、プライベートでは彼氏や家族にあたってしまうし・・・・・・。何年も抜け出さないでいます。というご相談。

当店オリジナルの漢方薬2種類を体質に合わせてお選びして、2か月後には、「早くこの漢方薬に出会っていたら」とうれしいお言葉をいただきました。女性は、まだまだ結婚、出産、更年期と様々な変化がやってきます。引き続き漢方薬を服用して楽しい生活が送れますようにお話ししています。

もしかして自分もそう?と思った貴方、是非お気軽にご相談くださいね。

アラサー女性にリスク高まる子宮内膜症、子宮筋腫、PMS(月経前症候群)

 「7の倍数は女の体の変わり目」そんな話を耳にされることは多いですね。実際アラサー世代の女性はどのような体の変化があるのだろうか?

30歳前後の女性の中には20代前半のころに比べて体質が変わってきたことを心配する人も少なくない。ただ、本当は20代、30代といえばまだまだ健康的に過ごせて当たり前の年代のはずなのです。ただ現代では、年齢を重ねることにより子宮内膜症や子宮筋腫、などの婦人科系の疾患が増えていてリスクも高まっている。また、PMS(月経前症候群)などの神経症状や身体症状に悩む働くアラサー世代も増えています。

これらの疾患については本文で説明しているので参照してください。

妊娠していない女性ほど実は婦人科系の病気にかかりやすい?!

これらの疾患がアラサー世代の女性に多いのはなぜだろうか?

これらの婦人科系の疾患はエストロゲンというホルモンの影響によるところが大きいと言われています。

 エストロゲンは、生理周期とともに女性の体内で分泌される物質(ホルモン)子宮内膜症や子宮筋腫はこのエストロゲンが多く分泌された環境で起こりやすいと言われています{松村クリニック。松村先生)

 現在では初潮を迎える年齢が12歳くらい、第一子の出産は30歳を超えていて妊娠によって生理が止まる年齢も遅くなっています。また、子供を産まない女性も増えています。10代~30代の間に複数回出産することが一般的だったころと比べると、妊娠、授乳中は約2年間生理が止まりますから、今の30代は生理を経験する回数が倍以上に多くなっているのです。エストロゲンの影響を受ける期間がとても長いのです。おばあちゃんが若かった頃と比べると100回近く生理を多く経験していると言えます。このエストロゲンにさらされる回数の多さが、今のアラサー世代に子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科疾患を増やしている原因になっていると思われます{松村先生)。子宮や卵巣は負担が増えているということですね。

 また、PMS(月経前症候群)に関しては、ストレスや緊張、疲労が蓄積されると症状が強く表れるというデータがあります、そしてこのPMSは女性ホルモンであるエストロゲンの急激な増加とプロゲステロンの急激な減少により起こると言われていますから、ホルモンによる影響は確かなようです。それに加えての残業続きによる疲れやストレス、仕事のプレッシャーなどでますます増えていると言えます。

子宮筋腫や子宮内膜症などは、婦人科に行って早く病気を見つけることが重要です。自分の体を知ることで積極的な対処法を見つけることが出来ます。PMSに関してはカレンダーに不調が起きる時と、生理の始まるときを印して、規則性が見られるようでしたら、単なるストレスによる原因ではなく女性特有の病気であることが確認できます。

以上のようなアラサー世代の環境を考えると、誰がなってもおかしくないこのような婦人科疾患、予防をしていく必要もある時代です。なってからより転ばぬ先の杖、と考えた方が幸せな人生を送れますよ。漢方は美容も兼ねたアラサー女性のサポートが出来ます。是非お気軽にご相談くださいね。

更年期障害の原因・・・老化

桜が咲き始め春らしくなってきました。

皆様お身体の調子はいかがでしょうか?漢方では

冬は閉臓(陽気を体の中に納めておく)

春は発陳(新陳代謝を高めて古いものを体から追い出す)

と言われています。冬には春の活動に備えてエネルギーを蓄えておくべきところ動きすぎて、春に新陳代謝を高めて活動するのにエネルギーが足りなくなってしんどくなっている人を見かけます。漢方では陽気を使い果たし陰を損ねているとみます。花粉症はこの春になって陽気が追いつかない症状といえます。どんどん増えていますね。

ところで年をとることを漢方では「腎虚」といいます。字のごとく腎が虚してくるということです。

漢方でいうところの「腎」とは西洋医学でいうところの腎臓などの泌尿生殖器以外に内分泌系や免疫機能などの働きも含まれ五臓六腑の根源ともいうべき重要な臓器とされています。

「黄帝内経」という昔の漢方の書物に

「五十歳、肝気始めて衰え、肝葉(髪の毛)始めて薄くなり、胆汁(決断する事)始めて減り、目始めて明らかならず。六十歳心気始めて衰え(精神や心臓) 憂悲に苦しみ、血気解堕(精神が弱くなる)し、故によく臥す(よく横になる)、七十歳、脾気虚し、皮膚枯る。八十歳、肺気虚し、魄(はく)離る(五感が弱まる)。九十歳、腎気焦(やつ)れ四臓経脈空虚たり。百歳、五臓みな虚し、神気(精神)みな去り、形骸独り居りて終わる(亡くなってしまう)。」とあります。

50歳といえば更年期の頃ですから、更年期は漢方でいうところの腎虚ととらえて考えていく必要もあります。更年期頃から骨密度が急激に下がって数年で骨粗しょう症と言われる方や、白髪も急に増えてきたり、老眼がさらに進んできます。更年期障害はこのような腎虚の症状に加えて自律神経の症状で汗がワッと出たり、憂鬱になったり、眠りにくくなったり、妙に体がだるくて動く気力がなくなったり色々な症状が現れます。腎虚の漢方といえば、内分泌系も高め骨を丈夫にする働きがありますから、このころから老化予防もかねて腎を補う漢方と精神症状やその他の症状に合った漢方薬を合わせて続けていくと、快適に年を重ねていくことが出来ると思いますよ。

老化には

 身体的老化現象

 動作が緩慢、身体的に弱弱しい、疲労回復が遅い、動悸しやすい、腰膝酸軟無力(足腰が弱って力が入らない)、視力低下、聴力低下、排尿異常。などなど

 精神的老化現象

 反応が鈍い、精神的に弱弱しい、理解力が減退、考えがまとまらない、臆病、易驚、自信がない、志が低い、信念がない、意志薄弱、仕事・趣味・習い事が続かない、新しいことにトライできない、健忘、痴呆(認知症)、不眠、多夢、疎外感。

悲しいかな思い当たる事がたくさんありますね。更年期障害はこの老化の入り口ともいえます。この時期を上手に過ごすお手伝いが漢方にはできます。

老化を予防するには、精神的な老化の速度を緩めることがとても大切です。これからの高齢化社会生活では精神的老化現象がきわめて深刻です。特に社会・家族からの疎外感は老人性うつ症の重大な原因になります。精神的に充実していると身体的にも充実して、痺症(神経痛、関節痛)の進行防止に繋がります。

つまり、気、血、精を充満させておくことが大切です。

更年期かなと思ったらその先の年をとっていくことを考えながら体を慈しんでいきましょう。当店にはそのための素晴らしい漢方薬があります。是非お気軽にご相談ください。

    

PMS. 子宮内膜症 更年期障害などの女性の身体のご相談は大本薬局へ

このたび おおもと薬局HPをリニューアルいたしました。

どうぞよろしくお願いいたします。

当店は開業以来様々な病のお客様と向き合ってまいりました。その経験を生かして、特に女性の漢方相談に力を入れていきます。医療機関では相手にしてもらえないような、月経前症候群(PMS)や子宮内膜症、更年期障害で悩む女性が多くどこに相談に行ったらいいかわからないとご来店頂き、漢方薬で次第に良くなっていかれます。

私も同じ女性として、漢方の力でこのような女性の悩みにお答えすることで、お役にたてることがたくさんあるのではないかと思っています。

どうかよろしくお願い申し上げます。 

 

 生理前になると憂鬱になる、ちょっと上司に言われたことにもすぐに腹が立つ、体調が悪くなり仕事の能率が悪くなる、妙に悲しくなる、生理前になるとニキビができる。生理が始まってしまうとどうしてあんなに憂鬱だったのかしらとケロッとしてしまうそんなことの繰り返しがあれば月経前症候群(PMS)と思われます。

ご相談いただくにはなんとなくPMSの症状と似てるような気がするというだけでは判断がむずかしいですので、一度、カレンダーに体調の悪い日と生理になった日を印しをしてみてください。明らかに規則性が見られるようでしたら、月経前症候群(PMS)といえます。是非そうかなと思われたら試してみてくださいね。

 医療機関で体調の悪いときの症状だけを言って、安定剤などを続けている方も多いかもしれません。ドクターがPMSを疑われればそのための治療になるかと思いますが、それもホルモン剤になってしまいます。

是非、漢方の力を試してみませんか? お気軽にご来店ください。

ブログはじまります!

大本薬局 店長 大本淑子です
この度、当店のホームページをリニューアルいたしました。
開局26年目になります。
漢方薬が大好きで、漢方好きが高じて薬局を始めてしまいいつの間にか20年目を迎えてしまいました。
これまで多くの病人さんとお会いして、ますます漢方が大好きになり、仕事が大好きになりました。
これもこんな未熟な私でも頼りにしてくださった皆様のおかげと感謝しています。
皆様の立場に立ってお体の事を詳しくお聞きしながらお役に立てますようこれからも努力して参りたいと思っています。どうかよろしくお願い申し上げます。

プロフィール

1958年 3月生まれ 魚座 血液型B型
 薬剤師 二児の母
趣味 漢方薬 旅行 テニス ビーズ手芸