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女性にやさしい漢方のお話

生理前の憂欝、「うつ」かしらと不安になっていませんか?

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 生理前になると「憂鬱」になるという人は、意外と多くいます。「憂鬱」になった時が生理前であると認識せずに、なんか「うつ」っぽいなあ、うつ病になるのかしらと不安になっておられる方も結構多いのではないでしょうか。特に、コロナウイルスのせいで、外出することに戸惑いがあり、多くの人がストレスを抱えていると思います。ストレスが高い状態だと、この生理前の憂欝も、感じやすくなる可能性があります。この「生理前の憂鬱」が生理前に限定している様ならば、それは「うつ」ではなく、PMS月経前症候群である可能性がとても高いです。このような症状を「うつ」と見分けるポイントは、生理が始まると「あれは何だったのかしら」と思えるほど、気分が変わるというところにあります。本当に「うつ」になりかけていたら、生理前でも生理中でも憂鬱な気分は変わりません。そんなところで見分けていただいて、もし生理前に限定しているようでしたら、それに対応して、漢方薬などが有効です。

 ところでこのPMS(月経前症候群)、最近では、マスコミなどでもよく取り上げられるようになり、かなり知られるようになりました。このPMS, Premensutrual Syndromeの事で、 直訳どおり月経周期前の症候群です。これは女性なら程度の差はありますが、7~8割の人が何らかの症状があると言われています。月経予定日の大体1週間から3日くらい前になると、心身不安定になる症状のことを言います。ちょっとしたことでイライラしたり、身近な人とケンカしやすくなったり、否定的になったり、涙もろくなったり、落ち込みやすくなったり、集中力がなくなったり、頭痛やむくみ、ニキビが出たりといった様々な症状が、周期的に生理前になると現れ、生理が始まると(または生理が終わると)何事もなかったかのように症状が治まる人が多いのが特徴です PMS の中で、特に心理的症状が極度に強い場合は、PMDD(Premenstrual Dysphonic Disorder)日本語で月経前不機嫌障害と診断されることもあります。無気力になる、理由もなく憂鬱になる、ちょっとしたことで死にたくなるほど落ち込む、というのは一人で抱え込んでしまう苦しさがあります。これらの症状が出たときに、PMS(PMDD)だと理解していないと「自分はなんてダメな人間なんだ、もしかしたら欝か何かの病気かもしれない」などと思ってしまう人がいます。特に普段有能で責任感の強い人だとそんな自分がゆるせなくて、大きく落ち込んでしまう傾向があります。しかし、PMSを知ってさえいれば、また来た、と受け流したり、生理が来れば収まると思うことで不安な気持ちをコントロールできるかもしれません。

 PMSは生理前にエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが急激に低下することで、脳内のセロトニンという伝達物質が混乱を起こし、分泌異常を起こして低下することで、心理的トラブルを引き起こすのではないかと考えられています。西洋医学的な治療法は、ホルモン剤や、抗不安薬、抗うつ薬などを使い、PMSの症状を抑えます。しかしこれらのお薬は対症療法ですので、毎月服用して、その時をしのぐということになり副作用の心配もあります。

その点、漢方薬は、対症療法ではなく、継続することにより、体質を変えていき、ホルモンの急激な変化による混乱を起こしにくい体質を作るという働きがあります。昔から、「漢方薬は女性の強い味方」と言われていて、私もそれを毎日実感しています。漢方薬は、1剤でいくつもの症状に効果がある、言い換えれば、原因から治していくので、いろいろな症状が順番に改善していくお薬であると言えます。そのため、多様な症状が出るPMSには最も適した治療法と言えます。

 漢方の治療では、体の中で「気、血、水」のバランスを整える事で心身共に健全な状態を作っていくことを目指します。PMSでは生理前のホルモンの急激な変化により「気、血、水」のバランスが乱れてしまうことにより症状が現れます。また、日頃からホルモンバランスの悪い人は症状が強くなると考えられます。このようなホルモンバランスを整えることは、漢方薬の得意分野であり、さらに「気、血、水」のバランスをよくすることで、PMSの症状は格段に楽になる人が多いです。当店のお客様の中には、こんなに楽になるのなら早く飲めばよかった、そういえば生理前にはものすごく子供を怒っていたのに怒らなくなった、主人とケンカしなくなった、職場での人間関係が改善した、と喜んでいただいています。

 とにかくPMSの症状は、無い人の方が珍しいというほど誰でもが経験している症状です。自分だけかしらと抱え込まずに、気軽にご相談ください。何せ本当に漢方薬は、女性の味方なのですから。「生理前の憂鬱」はうつ病とは違うメカニズムで起きています。是非漢方の力を役立ててみてください。

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 先日、KAGOMEさんがドイツの会社に開発を依頼して作られたという、ベジチェックの体験会を開催しました。手のひらで、体内の野菜が足りているかどうかがわかるという器械です。1日で21名の方に測定していただきました。抗酸化物質であるカロテノイドの量がわかります。トマトの赤のリコピン、人参の橙のβカロテン、赤ピーマンのカプサンチンなどが、カロテノイドに含まれます。目標値は8.0で。日本人の平均値は5.0です。当店のお客様は21人のうち、日本人の摂取量に達していない方が4名、5.0から8.0の間の方が10名、十分足りている、たっぷり食べているという方が6名でした。厚労省は1日の野菜の摂取量を350g以上を目標としています。8.0という数字は350gとれているかの目安になる数字です。野菜をしっかりとることで、がん、心疾患、糖尿病、骨 のリスクを減らせると言われています。当店推薦の国産クロレラを毎日食べていただいている方は、目標値以上の良い成績が出ました。食事は健康に大きく影響するのだという再認識をしていただくために、とても良い1日になりました。

 

胆のう炎で大変だった15歳のハナちゃん、元気になりました。

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前々回お知らせしました、15歳の胆のう炎のハナちゃんが今日遊びに来てくれました。獣医さんから、もう大丈夫だから来なくていいと言われたそうです。よかったね!最近は目ヤニも出なくなって、獣医さんからも、15歳にしては若く見えるねと言われました。毛艶も15歳にしては悪くないし、元気そうでした。

 

血圧、下がっていれば大丈夫と思っていませんか?

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高血圧による頭痛

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めまい

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不眠

  歳をとるほど血管は硬く、細くなります。そのような状態で、血液を全身にしっかりと巡らせるためには、血圧を高くする必要が出てきます。これは健康に生きるためには当然のことなのです。しかし、血圧が高いと血管の老化(動脈硬化)が早まり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります・・・。そこで、「身体が必要としている血圧に調整する事」と、「年齢とともに耐えられる丈夫な血管を保つ事」が必要なのです!血管を柔らかく保ち、上の様な高血圧に伴う症状を改善、予防する効果が漢方薬にはあります。医療機関の降圧剤との併用も可能です。軽度高血圧の方には漢方薬のみでの体質改善をお勧めします。是非お気軽にご相談ください。

 

15歳のハナちゃんの胆のう炎

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 長年の当店のお客様の飼い犬「ハナちゃん」はこの頃歳のせいか元気がない。もう15歳だから仕方がないね、と話していました。飼い主さんが服まれている、漢方薬のカプセルを開けて餌に混ぜてみたらとお話しして、少しは元気になっていましたが、またお散歩も抱っこしないと行かない状態になりました。そうこうしていると今度は、餌を吐くようになって、餌も食べなくなってしまいました。ますます元気がなくなるハナちゃん。心配なので、飼い主さんが獣医さんのところに連れて行きました。そしたらなんと、胆のうに大きな石があって、胆のう炎になっている。炎症反応もかなり高かったらしく、ハナちゃん、本当にしんどかったようです。元気がなかったのはそのせいだったのね。獣医さん曰く「50万円かかかるけど、手術しないと治らないよ」飼い主さんは困り果てて、たちまち抗生物質をもらって帰りました。抗生物質は注射器で口に流し込んでいました。これもまた大変。獣医さんは「手術しないなら、ずっと死ぬまで抗生物質を飲まないといけないよ」と言われました。当店で、肝臓障害と胆石に服んでもらう漢方薬を、試しに餌に混ぜてみました。幸いなことにハナちゃんは漢方薬を食べてくれて、もう一度抗生物質をもらいましたが、そのあとに獣医さんのところに行った時には、血液検査が良くなって、もう抗生物質は服まなくていいと言われました。死ぬまで服なないといけないと言われたのに??それからも漢方薬を続けてもらって、3週間くらいになりますが、散歩も元気に自分で歩くようになって、今ではハナちゃんが一番元気と飼い主さんは言われています。このまま元気で過ごしてくれるといいなあ。漢方薬は動物にもよく効きます。

 

胃ガンに藤こぶ、カシ、菱の実 ヨクイニン 白い巨塔

 今年、38年ぶりに「白い巨塔」がドラマ化されるようです。私たちの年代ですと、田宮二郎さんが演じられた財前助教授が懐かしく思い出されます。

この山崎豊子さん原作の小説「白い巨塔」主人公の財前助教授は食道がんや胃がんの名医として国際的に知られた千葉大学医学部教授の中山恒明先生だと言われています。

この中山恒明教授が昭和34年、民間薬を使った研究を行い、日本医師会雑誌に特集記事としては発表されています。この中山教授の記事の内容

 3年ばかり前に、胃ガンの患者の手術を行った。開腹したがガンが腹膜に広がっていたのでガンの手術はできず、病理診断のために組織を一部採取しただけで腹を閉じた。本人にはガンを全部切除したから再発することはないとうその説明をした。家族には3か月くらいだろうと説明していた。

ところが1年半くらいたってその患者がピンピンして私のところに挨拶に来た。「先生が言った通りだ。先生は手術がうまい。再発なんかしない。飯もだんだん食えるようになった」と言った。私はこういう馬鹿なことはない!採取した組織はガンである事は確かで、ほかの良性疾患ではない。患者によくよく尋ねてみると、「帰ってから近所の者に勧められて、漢方薬を飲んでいる。非常に具合がいい」ということであった。患者にその漢方薬を買ってきてもらって、2年くらいの間に、手術によって根治することが出来なかった進行性の、又は難治性のガン患者168名にこの漢方薬を服用させて検討してみた。この研究に使ったのは藤こぶ、カシ、菱の実、ハトムギからなるWTTCと名付けた処方である。

このWTTCを根治手術不能{西洋医学では治療困難)な胃ガンや食道ガンの患者に飲ませると、だいたい20%くらいの患者が非常によく効いたと言っている。食欲が出る、通じが良くなる、腹水のあるものは腹水が減るという症状の改善も多く見られた。進行がんにWTTCを投与したグループはかなりの延命効果があることが明らかになり、私自身もWTTCを用いてなかなか良い効果があると実感している。

今から60年も前に、胃ガンや食道がんの手術では世界的に名医としてガン治療に携わっておられた中山恒明教授が、進行ガンにおける漢方治療の有用性を指摘し、漢方薬の研究を行われていたことは驚きです。

現在では、このWTTC処方の原料の確保が難しく、特にフジ瘤という藤の木にできる突然変異の瘤が入手困難なようです。漢方メーカーでは剤盛堂薬品がこのWTTC処方に、沢瀉という生薬を加えて製品化しているのが1種類のみです。

「コイクシン」という製品で、当店では特に大きなイボや、ノド、大腸にできたポリープに3~4か月飲んでいただいて良い成績を得ています。現在、高齢、体力低下で手術のできない胃がんのお客様にも服用頂いています。

皆さん、「白い巨塔」が始まりましたら是非、このお話しを思い出してくださいね!!

 

使用例報告 腎臓・尿管・膀胱がん・リウマチ

78歳女性、もともとの体質は胃弱で40歳ころより関節リウマチがおありの方。

現在はリウマチ性肝炎と心房細動もある。リウマチ性肝炎があるため、関節リウマチのための生物学的製剤は服用されずにステロイド剤で治療を続けてこられていたが、CRPなどの上昇もあり生物学的製剤を使われたところ膀胱で出血が3度も起こり、飲んでおられた抗凝固剤と併用で起きたとされ、どちらも中止になった。その時に膀胱に腫瘍があることが分かり、詳しい検査により右の腎臓、尿管にも悪性腫瘍があることが分かった。3か月後に手術をすることになり、それまでの間当店で、生薬を煎じて頂きながら毎日服用して頂き、それに加えて免疫力を上げていくクロレラエキスさらには三〇〇参、体力強化の漢方薬を毎日欠かさず続けて頂いたところ、手術の時には膀胱にはガンがなく膀胱の摘出は中止となり、腎臓と尿管の切除のみとなった。尿管にも腫瘍は無かったとの事。腎臓に小さな腫瘍のみであった。とご報告を頂きました。膀胱の摘出は中止となったことから病人様のQOLの向上に寄与できたとのではないかと本当にうれしく思いました。それに加えがんの縮小も出来たのではないかととても喜んで頂きました。生物学的製剤の中止後もCRP(炎症の指標となる数値)が低下しており順調に経過しています。

さらに、2か月後、念のために膀胱がんの治療であるBCGの治療が予定されていましたが、予定の日にBCG治療を覚悟して行かれたところ、検査の結果、BCGは中止になったと報告を受けました。BCGをする必要がなかったものと想像しています。

現在もガンの再発防止の生薬とリウマチ、心房細動のためのサプリ、漢方薬などを服用して頂いています。

漢方薬をがん治療に活用する意味

 近年では2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで亡くなると言われています。「ガン」がとても身近な病気になりました。いつかは「ガン」になるのではという不安が誰にでもある時代です。

 ガン患者の死亡原因のうち、「ガン」そのものの原因ではなく抗がん剤の副作用や手術によるものがかなりを占めています。放射線、化学療法は「がん」を抑制、殺傷しますが同時に正常な細胞までも傷害します。「がん」に対する放射線、化学療法による副作用は厄介な問題であり、治療効果に大きく影響しています。

 抗がん剤の多くは骨髄に影響を与え、病原菌と戦う白血球などの細胞を作る働きを低下させるため、感染症にかかりやすくなります。そのため化学療法を受けている間は繰り返し何度も白血球の数が測定され、数が少なくなりすぎた場合には、次の治療が延期されるか、薬剤の投与量が減らされます。その他にも消化管の粘膜が障害されて下痢を起こしたり、食欲を低下させたり、きつい場合には吐き気に苦しめられたりします。肝臓や腎臓の機能を障害することもあります。そのような副作用を治療する薬も開発されて臨床で使われていますが、体力や抵抗力の低下を防止するという点ではまだ十分ではありません。

 近年多くの報告により、漢方薬、特に補剤と抗がん剤を併用すると、抗がん剤の副作用を軽減し、患者の免疫力を低下させることなく、所定の濃度と期間の抗がん剤を投与できることが明らかとなってきています。中国および日本における多くの臨床的研究において、化学療法や放射線のみの場合に比べて、同時に漢方薬を併用した場合には、治療の有効性が高くなる事、副作用もより軽度になり、QOLが優れていることが報告されています。

がん治療に耐える土台をつくる

 外科手術や化学療法、放射線など効果があるとされた場合は積極的に行うべきです。これらの攻撃的な治療によって生じる体力や抵抗力の減弱を防止し、合併症の発症を回避し、体力回復を図る目的に漢方薬は有用です。免疫力低下の防止や回復促進に有効な漢方薬は、外科手術などの攻撃的な治療の結果引き起こされる体力低下や免疫力低下を防ぎます。漢方薬だけでなく当店でお薦めしている保健食品は手術の前、抗がん剤、放射線治療の際に飲んでいただき、治療もうまくいき、体力の回復も早かったと喜んでいただいています。副作用や体力低下が起きてからでは大変です。回復することは可能ですが、費用対効果が悪くなってしまいます。医療現場での標準治療と合わせての併用はとても有意義ですのでこのような方法もある事を皆様に知っていただきたいと思います。栄養状態や体力、免疫力があれば化学療法や放射線治療、そして手術の効果も良くなってきます。体全体の治癒力を高めることはがん治療に耐える身体を作り、治療効果を高めることになります。

ガンにならない体質への改善

 たとえ一つの「ガン」を克服したとしても、またすぐ別のガンが発生すようでは元も子もありません。身体が「ガン」になりやすい状態では再発や転移も起こりやすくなっています。免疫力や生体防御力の低下や炎症の継続やフリーラジカル(活性酸素)の発生は、ガンの発生や再発リスクを高めます。つまり、「ガン」になりやすい体質傾向を引き起こします。「ガン」の克服後の漢方薬や保健食品の継続はとても有意義です。

 

がんの状態を考えてみる

 「ガン」というと以前は内緒で来店されるような病気でありました。

ところが近年日本人の4人に1人から2人に1人がガンになると言われ、非常に身近な誰でもかかる可能性のある病となってきました。

私たちはいつかなるかも知れないという不安のもとに生活していくような時代になったと言えます。

 これだけ多くの人がガンになる時代となった背景には生活習慣の変化、ストレス、環境ホルモン、化学物質など様々原因があげられます。

また、以前は亡くなった後にがん細胞が存在したことがわかったという事もありましたが、最近では検査などで発見されることが多くなったということもあります。

そもそも「ガン細胞」とはいったいどういうものなのでしょうか?

がん細胞は正常な細胞が先に述べたとおり喫煙や過度の飲酒、ストレス、化学物質、ウイルス感染など様々な要因により細胞の遺伝子に傷がつき

発見される1cmの大きさになるまで7年から20年ともいわれる期間を費やします。そしてそこからは2~3年で末期がんと言われるまでになるのです。

 多くの著名人のがん闘病の報道を聞くと。やはりその戦いは容易なものではないと多くの人が感じているのではないでしょうか。

「ガン細胞は酸素不足により発生し、糖分により爆発的に増える」

これは癌の発生の原因を突き止めノーベル賞を受賞したオットー・ワールブルグ博士の説です。

正常で元気な細胞は酸素の十分ある状態で、糖分のない状態でもたくさんのエネルギーを作ります。血流が良く、赤血球がしっかり酸素を運搬している状態で

栄養を糖分に頼らずバランスのよい栄養状態の時には健康な細胞のエネルギー産生が高く、がん細胞の増殖が抑えられるということになります。

がん細胞は血流が悪く酸素の少ない状態でも糖分を使ってエネルギーを作り細胞分裂をします。

ガンの検査で行われるPET検査は「ガン細胞」が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖をとりこむという性質を利用してがん細胞に目印をつける検査方法です。

ですからガンと宣告されたら糖分を取らないような食事方法は、がん細胞のエネルギーを断ち、増殖や進行を抑えるための良い方法と言えます。

そして酸素を体に十分送るということは血液の滞りがなく赤血球がしっかり酸素を運搬できるようにするということです。つまり漢方で結うところの「於血」のない状態です。そのためにガンになると漢方でいうところの「於血」を改善する処方が使われるのは有名です。「片仔こう」という肝臓がんに使われる有名な漢方薬の中心的な生薬は「田七」という浄血作用のある生薬です。

ガンと宣告されたら、医療機関での標準治療に加え、糖分を断つ食事療法と「於血」を改善し、ガン免疫を高め、抗がん剤の副作用を防ぐ漢方薬の併用などをお薦めしています。ガンのご相談もお気軽にどうぞ。

お薦めしている漢方薬が韓国に続き日本で男性不妊対策の特許を取得しました!!!

201782615457.jpg 近年増え続けている不妊。原因は、晩婚化に伴い出産年齢が高くなっていること。ストレス、飲食の不摂生、睡眠時間が短い、エアコンの普及等様々言われています。一昔前までは子供を授からないというと女性の側に原因があると思われていましたが、現在男女の不妊原因は共に50%ずつ。当店でも子宝相談ではほとんどのお客様に夫婦お二人で漢方薬などを服用いただいています。そういった状況の中漢方薬「瓊玉膏」に男性不妊対策の有意性が認められて国内外で特許を取得したとの報道がございました。「瓊玉膏」はヒトの生殖や成長、発育、老化の機能を統括している臓腑である「腎」の働きを高める漢方薬として、約1000年前に創生されました。元気な赤ちゃんを迎えるための身体づくりに、瓊玉膏がお役にたつと思います。

記事 薬局新聞2017.4.5

「瓊玉膏」有効成分に男性不妊対策の有用性

  漢方処方として古くから伝統的に用いられてきた「瓊玉膏」(第2類医薬品)の有効成分のおいて、男性不妊対策の有用性が話題を集めそうだ。韓国の廣東製薬が瓊玉膏の原料を対象に「生地黄、クコ子、沈香、茯苓、高麗人参、蜂蜜の混合物を有効成分として含有する男性不妊予防および治療用薬学的組成物」を発明したとして2015年に韓国で特許を取り、続いて今年1月に日本でも特許を取得したことによる。

現代社会において晩婚化などを背景に不妊に悩む夫婦のケースは増えており、社会問題とも目されている。不妊の原因としては女性だけでなく男性の側にも精子減少症などの原因があるのが一般的な見解となっている。精子減少症はストレスや運動不足、肥満、薬物の乱用、各種有害物質、内分泌かく乱物質、による環境汚染などに関連してその対象者も増加傾向にある。基本的に男性生殖巣(精巣)では体温より低い温度で精子を形成するため、精巣の温度が高いことによる精子形成不全も不妊に繋がる要因とされる。今回の特許では、抗がん剤、熱ストレスによる男性不妊の動物モデルに瓊玉膏の処方を用いることによって、減少した睾丸の重量、精子の数、精子の運動性が増加して細精管壊死が改善することを確認。男性不妊予防および治療用組成物の有効成分として有用に用いられることが導き出された。 瓊玉膏は中国の宋の時代に生まれた処方で「洪氏集験方」に初めて発表されたもの。時の皇帝が子孫繁栄を願い、典医たちが英知を結集したという逸話がある。

 

特許を頂いているということは、信頼できるデータがあるということですね。当店でも自信を持って「子宝相談」で皆様のお役にたてればと思って期待しています。