2023年04月28日

イボの原因はHPV、子宮頸部異形成の原因も同じ仲間です。WTTCがおススメ

顔のイボ(尋常性疣贅)にWTTCが奏功!

イボとは皮膚の一部が盛り上がってできる”できもの”の事を指す一般用語で、医学用語ではありません。医学的にはヒトパピローマウイルスが小傷から皮膚の内部から入りこむことによって発症するものを尋常性疣贅と呼びます。

 また、他のウイルス感染によるものや、紫外線によるもの、また、ペンだこ、魚の目などのように皮膚の一部に慢性的な刺激が加わることによって生じるものがあります。

WTTCとは

WTTC(ダブリュティーティーシー)とは、藤瘤(ふじっこぶ・とうりゅう)、かし、菱の実(ひしのみ)、ヨクイニン、の4種類の生薬を組み合わせた生薬製剤で、各10~15gを一緒に煎じて用います。 厳密にいえば、漢方薬ではなく民間薬あるいは家伝薬の一種であり、古くから横須賀市の薬局で胃腸薬として使用されていたものが、昭和30年代に千葉大学医学部の外科(中山恒明教授)で手術不能のがん患者がこの煎じ薬で延命効果があったとして評価され、この千葉大学での研究の際に、生薬原料の名前からとって、WTTCという名前が付けられました。生薬のラテン名の頭文字が使われています。このWTTC製剤の製品は国内でも製造開いているメーカーが数少なく、貴重な製品になります。

このWTTC処方を使った使用例としては

カラオケの大好きな70代の女性のノドのポリープ

 当店のお客様で、長年のお付き合いの70代の女性、カラオケが趣味で、ノドの炎症が起きないように、プロポリスの製剤や、漢方薬などをいつもお買い上げいただいていました。ある日ノドに何か引っかかるような気がするので、耳鼻科で見てもらったら、ポリープが出来ていると言われたとのこと。手術をした方が良いと言われ、しばらくカラオケはお休みするよう言われて、がっかりして来店された。胃のポリープにも効くと言われているこのWTTCをお薦めして服んでいただいたところ、5か月ほど経過したころに、耳鼻科で見てもらったら、ポリープが消えていたとの事。とても喜んでいただきました。

60代の女性 胃のポリープ

 健診で胃の内視鏡検査をしてもらったところ、ポリープがあると言われた。健診ではポリープの切除はしてもらえなかったと来店された。昔胃がんに使っていた良い漢方があるからしばらく飲んでみたらとおススメしてこのWTTC処方を4か月間服用してもらったところ、内視鏡検査で胃のポリープが消えていたとのことで大変喜ばれた。

子宮筋腫 30代女性

 8㎝と5㎝の子宮筋腫があるとご相談に来られた女性。このWTTC製剤と、子宮の血流を良くし、ホルモンバランスを整える漢方薬を併用して頂き、半年後に筋腫の大きさが6㎝と3㎝に縮小したとご報告をいただいた。

子宮頸部異形成中等度 30代女性

 子宮頸部中等度異形成が一年以上続き、婦人科で手術をすすめられていた30代の女性。生理痛や生理不順もあったので、症状に合った漢方薬とWTTC処方を続けていただき、約4か月で軽度異形成に改善された。その後も処方を続けていただき正常になっていただきたいと思っています。

円錐切除後の子宮頸部軽度異形成 30代女性

子宮頸部高度異形成になったため、円錐切除術を受けられその後の健診で再び子宮頸部軽度異形成と診断され、がっかりされてご相談に来店された方、この方には体力をつけて皮膚の免疫力を良くする漢方薬と一緒にWTTC処方を服用していただいたところ3か月で正常細胞になられた。その後も体質改善を続けていただいています。

このように様々な症状にこのWTTC処方をお飲みいただいて、改善していただいています。ほとんどの方がこの処方を続けて服用されると身体の調子が良いと言われます。イボやポリープ、筋腫や子宮頸部異形成の改善だけでなく、元気になられて本当に良い処方だと思っています。これは含まれている、菱の実という生薬が虚弱体質に良いという文献がありその効果ではないかと思っています。加えて、配合されているヨクイニンの効果でお肌の調子が良くなります。女性には本当にうれしい処方です。

因みに、このWTTCの名づけ親である中山恒明千葉大医学部教授は、ドラマにもなった山崎豊子作の小説「白い巨塔」の主人公の財前助教授のモデルになった人だという事です。胃がんや食道がんの国際的な名医であった中山准教授がこの民間薬について研究し、医学誌に発表されたという事です。

昔の民間薬の中に西洋医学の名医が注目するような処方があったという事は、大変興味深いことだと思います。