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女性にやさしい漢方のお話

子宝には腎精を補う漢方薬

 30年も前の話ですが、クリスマスケーキに例えられ、25歳で結婚できなければ売れ残りとされていた時代を経て、今は初婚年齢が30代、40代ということも珍しくありません。時代の変化とともに、妊娠したいと思う年齢も後ろ倒しなりそのことで妊娠しづらい女性が増えてきているという現実があります。

 先日も2人目不妊でご相談を受けていた38歳の女性のお客様。お元気でいらっしゃいますので、子宝でよく服用していただく当帰、芍薬、センキュウなどの配合されている漢方薬と牡蠣肉エキスなどを続けて頂いていましたが、半年近く経過し、年齢の事や基礎体温の様子などを考えて、腎虚を補う地黄という生薬のしぼり汁を中心にを煮詰めた漢方薬を服用して頂くことにしました。それから2か月ほどで妊娠されました。少しお腹が張りやすいですが何とか元気に6か月を迎えておられます。

 地黄という生薬は腎を補う代表的な生薬ですが、そにままを丸薬にしたり煎じたりする処方が多く胃や腸に負担があります、当店でお勧めしているものは生の地黄のしぼり汁のみを他の生薬と一緒に煮詰めていますので胃腸に負担がありません。最近ではこの処方を服用いただき子宝に恵まれる方が増えています。最初に書きましたように妊娠したいと思う年齢が高くなっていることが原因でしょうか?腎を補うことも考えなくてはいけなくなりました。 

 中医学では「腎は精を蔵す」と言って、腎に蓄えられたエネルギーを「精」と言っています。精を西洋医学では成長ホルモンと言っています。「精」が十分あれば、子供の成長は健やかになり、生殖機能も健全になります。また、「精」は老化にブレーキをかけ寿命を長引かせるだけでなく、健全な老後の生活を楽しむもとになります。また、腎の成長は五臓の中でも一番時間がかかり、また衰えるのは早い臓器と考えられています。腎が精を蓄えるには季節では冬、一日では夜の11時から夜中の2時までの3時間です。この時間の睡眠を十分とることが大切です。そしてこの秋から冬にに漢方薬を服用しながらながら体を温める根菜類を中心に食べ、睡眠を十分とって腎精をしっかり蓄えることをお薦めします。

 春にコウノトリがやって来ますように。お祈りしています。

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