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女性にやさしい漢方のお話

更年期からの高脂血症(コレステロール・中性脂肪が高い)に悩んでいませんか

                              

 
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20221126174214.jpg 動脈硬化の原因になると言われている、LDLコレステロール。悪者のイメージが強い物質ですが、身体の中では大切な働きをしています。
細胞膜の材料になったり、ホルモンの材料や消化を助ける胆汁酸の原料にもなっていて、身体の中では必要不可欠な物質です。ですから、まったくの悪者というわけではないのです。LDLコレステロールは血管の弾力性や細胞膜の材料になりますから、これが足りないという事は、大きな問題です。実際、がんの末期になるとこのLDLコレステロールが極端に低下すると言われています。しかし、全身にコレステロールを運び、増えすぎると血管壁に付着して、動脈硬化の原因になると言われています。一方でHDLコレステロールは付着したLDLを取り去って、肝臓に運ぶ働きをします。しかし、女性に関していえば、「女性ホルモンのエストロゲンには、動脈硬化を抑制する働きがあり、閉経前の女性は、脂質異常症や動脈硬化を発症することはほとんどありません。それは女性ホルモンのエストロゲンのお陰です。しかし閉経でエストロゲンが減少することで、急にコレステロールが上昇する人が増えます」女性ホルモン自体もLDLコレステロールから作られますから、更年期になってこの数値が高くなるのは当然の現象と言えます。 健診でコレステロールの値が上がり、「特に生活を変えていないのに、このまま動脈硬化になったらどうしよう」と不安になって来店される女性のお客様も少なくありません。現在女性のLDLコレステロールの値で指導や治療を開始する基準は、140㎖/㎗とされていますが、この基準だと更年期過ぎの女性はほぼ全員治療を開始しなくてはいけないという状況になるかと思います。更年期以降の女性の場合、動脈硬化の進行が懸念される数値はLDLコレステロール180。この数値以上でプラーク(動脈硬化)が発見されると言われています。高血圧で喫煙をする女性の場合は、要注意と言われていて、注意が必要です。女性の場合はLDLコレステロール値が180以上であれば、動脈エコー検査を受けてプラークがあるかどうかを確認すると安心です。180でもプラークのない人もいれば1.5ミリ以上のプラークがある人もいるようです。ドクターによってお考えが違いますが、女性の場合、LDLコレステロール160が境界線と言われることが多いようです。これ以上上がると、お薬をすすめられることが多く、悩ましいところです。運動療法が効果的という事はよく知られていますので、ウオーキングの時間を増やすなどして、薬を飲む前に自助努力をしたいものです。安易に薬で下げればいいという考えには、賛成できません。動脈硬化は何年もかけて進行していく疾患なので、更年期過ぎに急にコレステロール値が上昇したからと言って、すぐに動脈硬化が起きるというわけではありませんので、慌てて、高コレステロール薬を服用するのはどうかなと思います。食養生に加えて、運動療法も取り入れ、漢方薬では補腎と言われる、ホルモンの働きを助ける漢方薬によって少しでもホルモンの力を引き出す、脂質の代謝を助ける「牛胆汁」を含む漢方薬の服用で、脂質の循環を良くしてなるべく便とともに脂質を排泄しやすくするなどの方法があります。このような漢方薬は、更年期以降、老年期に起こりやすい、骨粗しょう症、認知症の予防に大いに役立つことが期待されますので、一石二鳥と言えます。やっぱり漢方薬は女性の味方なのです!!
 
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 次に、摂りたくない脂肪酸、「トランス脂肪酸」についてです。動脈硬化を促し、心疾患の危険性を高めるなど数々の疾患の原因と言われ、マーガリン、ショートニングなどに含まれる「トランス脂肪酸」。先進国では使用禁止の国も多いようです。日本ではまだまだスーパーで数多く売られています。マーガリンに関してはかなり広い売り場を締めていますね。日本では表示さえ義務づけられていない状況です。ふっくらフワフワのパン、サクッとしたクッキー、おやつのマフィンやケーキ・・・これらを作る際に日本ではほとんどこの「トランス脂肪酸」が使われています。食品の裏側を見て使われていないものを探すのが困難なほどです。トランス脂肪酸とは植物油に水素を添加した人口油です。「トランス脂肪酸は血管に取り込まれると、血管の柔軟性を失うと言われています。それによって冠動脈疾患が起こりやすくなる」心不全、心筋梗塞、動脈硬化、などはすべて冠動脈疾患です。WHO(世界保健機関)では2003年から、冠動脈疾患のリスクが高まるとの警告を出していて、世界中で年間50万人がトランス脂肪酸による心臓と血管の病気で亡くなっていると報告されています。
 最近では、冠動脈疾患に加え、アルツハイマー型認知症の原因になるという論文も多く出されているという事です。多くの先進国で規制されているこのトランス脂肪酸ですが、日本では表示義務さえありません。アメリカのニューヨーク州やカリフォルニア州、カナダ、台湾、タイではトランス脂肪酸の食品への使用が禁止されています。また、EU加盟国やシンガポールではトランス脂肪酸濃度の上限値を設定したうえ表示を義務づけています。タイ政府がマーガリンやショートニング、それらを使った食品の製造、販売、輸入を禁止して、日本の食品業界は衝撃でした。日本の食品は安全という神話が崩れつつあるような気がしています。日本が規制を行わないのは、製造コストの問題で業界から抵抗があるのではと予想されます。いつまで経済優先なのでしょう!!!
 WHO(世界保健機構)は2023年までにトランス脂肪酸の使用を禁止すると言っています。日本はそれに従う様子はなさそうです。私たちは、自分の目で見てそれらの食品が含まれているものを避けるしかありません。パン、マーガリン、サラダオイル、カレーやシチューのルー、スナック菓子、マヨネーズ、さらに「植物油脂」と書かれているものの中にはトランス脂肪酸が使われている可能性があります。
 日頃の生活の中でこれらをすべて排除することは難しいと思いますが、食品の裏側をよく見てできるだけ摂取を減らす努力をしていきたいものです。消費者のこのような行動が、生産側を変えるきっかけになるかもしれません。
更年期には特にトランス脂肪酸を含む食品は避けていきたいですね!!
 
 更年期は第二の人生の始まり、その後の人生を豊かなものにするための準備期間と言えます。人生100年時代と言われ更年期後半分の人生が残っています。老年期を元気に過ごすための準備期間を大切に過ごしていただくために、漢方薬を是非お役立ていただきたいと思います。
 更年期の主な症状である
感、気分の落ち込み、関節の痛み、免疫のぼせ、ほてり、急に汗が出てくるホットフラッシュ、下半身の冷え、イライラ、不眠、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、動悸、易疲労のバランスの崩れからの皮膚のトラブルや喘息症状、膠原病の発病
などの改善に加えて、これから始まる骨粗しょう症の予防、高脂血症さらには動脈硬化の予防を漢方薬で対策していきましょう!!!
漢方薬には「補腎薬」という素晴らしいものがあり、歳を重ねていく事への対策を考えたものです。古来より、皇帝や皇后などが、抗老化のために服用してきた長い歴史があります。長い更年期以降の人生を漢方薬で豊かなものにしていきませんか?
 
さらに当店では現代人に合わせて、血液の汚れの原因となる脂質(トランス脂肪酸も含めて)や添加物などの化学物質をできるだけ排泄促進していくための商品をご提案しています。皇帝や皇后のいた時代にはこのような食毒ともいうべき病は存在しませんでした。便利になり豊かになった今の時代には、解毒排泄を考えていかなければなりません。この血液の汚れが癌や血管の病気の増加につながっていると思います。是非お気軽にご相談ください!!
 
 

たかが便秘されど便秘、女性に便秘が多いのは何故?

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 毎日毎日食事をしているのに、毎日便が出ない。便はどこに溜まっているの?腸に溜まっているとしたら、想像しただけで不快な気分になりますね!「便秘」の悩みは女性の方が多く、男性の約2倍というデータがあります。また、女性の6割が便秘で悩んでいると言われています。そこで今回は、なぜ便秘は女性に多いのかをふなえながら、「女性の便秘」について考えていきたいと思います。なぜ女性は便秘に悩まされることが多いのでしょうか? 

女性ホルモンの影響

女性ホルモンの「黄体ホルモン(プロゲステロン)」大腸の蠕動運動を抑える働きがあります。そのため、黄体ホルモンの分泌が活発になる排卵~月経までの期間になると、便秘しやすくなります。

筋力不足

一般的に男性に比べて女性の方が筋の力が弱いものです。腹筋は便を押し出すのに必要な筋肉で、その力が弱いと便秘になりやすくなります。

​ダイエットと水分不足

ダイエットに取り組む女性は多く、食事を制限することによって便のかさが減りますし、食物繊維やす分の摂取量を減らすと便が硬くなってしまうので、ダイエットの方法に工夫が必要になってきます。

また、便秘の種類は次のように大きく2つに分類できますが、②のタイプのように、子宮筋腫など女性に起こる病気が便秘の原因になっていることもあり、べん便秘以外に子宮筋腫子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症などがある場合には、そちらの改善を第一に考えながら、改善していく事を進めていく事が大切だと思います。

①機能性便秘

最も多い便秘のタイプで、生活習慣やストレス、加齢などによって、腸の動きが鈍くなっていたり、けいれんするなどして腸の機能が悪くなって起こります。

②器質性便秘

腸で炎症性の病気(潰瘍性大腸炎やクローン病など)を起こしたり、腫瘍(ポリープなど)が出来るなどして腸管内がせまくなり、便がスムーズに通過できないために起こる。女性では、大腸の前に子宮があるため、子宮筋腫などがあると便の通り道が狭くなって便秘がおこる。

​便秘の原因は腸の働きが悪いから??

便秘の原因は「腸の働きが悪いから」と思いがちですが、それだけではありません。他にも次のような原因が関係し、便秘の改善には、それらを踏まえた対策を取ることが大切です。

胃の働きが悪い

胃酸の出が悪い場合には、食べたものがうまく消化されず、腸で異常発酵を起こして下痢になることがありますが、逆に胃酸が多い場合には、便秘を引き起こしやすくなります。

腸の働きが悪い

腸の働きが強すぎても、弱すぎても大便がうまく運ばれずに便秘になってしまいます。

胆汁の生成や分泌が低下する

胆汁は肝臓で作られ、腸の中で食べ物の消化を促したり、大便の滑りを良くする潤滑油のような働きをしています。そのため、胆汁の生成や分泌が低下すると、便秘が起きやすくなります。肝臓の調子が悪い方も、胆汁の生成に影響をして便秘になることがあります。

腹部の血行が悪い

腹部の血液の流れが悪くなると、腸に十分な栄養が行き渡らなくなり、腸の働きが低下してしまいます。特に女性の場合は、腹部に子宮や卵巣があり、これらの臓器に乱れが生じると腹部で血行不良を起こしやすくなり、便秘の原因になります。

自律神経のバランスが崩れる

腸の運動は自律神経のバランスによって調節されています。そのため、精神的なストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、腸がうまく働かなくなり、便の出が悪くなります。精神的なストレスが続いたりして、神経がいつも緊張していると、胃腸の働きも緊張してギクシャクとした動きになり排便しにくくなります。

当店には、生薬の働きを活かし、便秘の原因を解決しながら、便を出す働きを助ける漢方便秘薬があります。単に腸を刺激して排便を促すお薬ではなく、便秘を起こす様々な原因を考えて作られたお薬です。人間の持つ排便能力を上手く働かせるように生薬の働きを活かした便秘改善薬があります。

腸に適度な刺激を与えて、大便を前に進める・・・・大黄

大便の表面を柔らかくし、排便をスムーズにする・・・・ジオクチルソジウムスルホサクシネート

胃の調子を整える・・・・牛胆、厚朴

胆汁の分泌を促す・・・・牛胆

腹部の血行を良くする・・・・芍薬

自律神経の働きを整え、腹部の張りを鎮める・・・・枳実、厚朴

これらの生薬をバランスよく配合した配合した「便秘改善薬」をご用意しています。

これらの生薬のは配合が絶妙に働いて便秘を解消するお手伝いをします。「色々な便秘薬を試したけれど、これが一番スムーズに効いてくるわ」と皆様からご好評を得ています。毎日服用することに不安がある便秘薬もありますが、当店の便秘薬は、毎日服用しても、服用量が増えたりすることがなく、排便習慣をつけるための漢方便秘薬としてお飲みいただけます。たかが便秘されど便秘、毎日、毎朝スムーズに便が出ることは、とても大切です。お客様の中には、何週間も便がスムーズに出ず、腸に滞留便が溜まって、ある日、脂汗が出るほどの痛みに襲われて、救急車を呼んだことが何度かあるという方もありました。そのような排便習慣を続けていると、他の病気を引き起こす可能性もも高くなってしまいます。当店の漢方薬で、毎日排便する習慣をつけていきましょう。

女性の場合は、便秘体質の改善のために、腹部の血行を良くしていく事が不可欠です。たかが便秘と言えども、しっかりとご相談させていただき、お客様の便秘の原因がどこのあるのかを知って、根本的な原因から便秘の改善を考えていきます。

また、年を重ねた高齢の方の便秘対策には、胃腸の働きの低下が挙げられます。加齢により、腸の働きが低下して、大便が腸にとどまる時間が長くなり、便が硬くなり出にくくなる、また、排便するときに必要な腹筋や肛門括約筋が弱くなってしまい、便を押し出す力が低下してくる。大便が直腸に到達すると、直腸の神経が感知して大脳を刺激し、便意を感じるが、直腸の知覚が低下して便意を感じなくなる。そのため排便のタイミングを逃して便秘に繋がってしまう、などの原因があります。そのような高齢者の便秘では、腸を刺激して腸を動かそうとするような一般的な便秘薬では、かえって負担になってしまい、おなかが痛くなるだけで、便が出ないと言った声も聞きます。高齢者の便秘には、胃腸虚弱を改善して、腹部の血行を良くするとともに、自発的な腸の働きを促す、強壮的な生薬が必要になります。当店にはこのような高齢者の便秘を改善するための「漢方薬」もご用意しています。

一般的な便秘薬や医療機関から出される便秘薬ではどうも調子が悪いという方は是非一度お気軽にご相談ください。

​便秘の養生

当たり前の事のようですが、なかなかできないのが養生です。しかし養生はお薬よりもとても大切です。漢方薬の効果を上げるためにも是非参考にして下さい

1,食餅繊維の豊富な食べ物を積極的にとるようにする

食べ物に含まれる食物繊維には、胃や腸で吸収されずに大腸へとすすみ、腸内の水分を集めて便を軟らかくしたり、大便を形作ったりする働きがあります。食物繊維には、水溶性と不溶性の2つがあり、両方の食物繊維をバランスよくとることが大切です。(水溶性食物繊維・・海藻類、果物類、野菜類など)(不溶性食物繊維・・穀物類、イモ類、豆類、野菜類など)

2,食事は規則正しくとる

 食事の時間が不規則になると、胃や腸などの機能をつかさどる自律神経がバランスを崩してしまいます。そのため、食事は1日3回規則正しくとることが大切です。また、食べ物が胃に入ると反射的に排便が促されますが(胃・大腸反射)、この反射は朝が最も強いので、忙しい朝に慌てていると、この反射を逃してしまいますので、朝は余裕を持った時間配分を作ることがとても大切です。また、朝食を取らないことは便秘改善の逆効果になります。朝食はできるだけ取るようにして、排便の時間に余裕を持ちましょう。また、無理なダイエットは便秘の人には禁物です!

3,適度に身体を動かす

1日中デスクワークの方、便秘になりがちです。休憩時間や帰り道などに運動を取り入れましょう。運動不足になると、便を押し出す腹筋が弱くなってしまいますので、休憩時間に体操を取り入れてみると良いです。運動は全身の血行改善にもつながります、胃腸の働きも活発になりますので是非時間を見つけて身体を動かすことをお薦めします。

当店では、便秘以外のご相談をお受けしていて、色々な症状が改善していくうちに、便秘もよくなって、毎日気持ちよく便が出ます。というお声を良くいただきます。主に子宮疾患の改善のご相談の中で、生理痛や生理不順が改善していくのと同時に便秘も改善されるようです。やはり便秘は、下腹部の血流を改善することが重要だなと感じています。

「たかが便秘されど便秘」便秘のご相談もお気軽にどうぞ!!!

お問い合わせはからこちらからお気軽に Lineでのお問い合わせはこちらから  オンラインショップはこちらこちらから

 

 

 

 

 

 

通称「首イボ」でお悩みの方に!これもヨクイニン(はとむぎ)がいいんです

202292113123.jpg      2022921132454.jpg       2022921152147.jpg   2022921152510.png       今回は首にぽちっとできる「首イボ」のお話です。当店にご来店のお客様の中にもこの首イボに悩む女性が多く来店されています。首の周りだけでなく、脇のあたりや胸の下などにもできますね。夏になると首回りが開いたお洋服を着ることも多くなり、急に気になり始めます。あらっ、こんなに増えてる~とショックを受けている方も多いのではないでしょうか。この首イボ、イボという名で呼ばれていますが、実際は、よく言う「いぼ」とは違いヒトパピローマウイルスによるものではなく、良性腫瘍に属するもので俗に老人性イボ(脂漏性角化症)と呼ばれます。この老人性イボが出来るメカニズムは、皮膚に紫外線が当たると、表皮の基底細胞にあるメラノサイトによってメラニンが生成されます。これはメラニン色素を含む表皮細胞でバリアを形成し、皮膚細胞が紫外線のダメージを受けないようにするためです。こうすることで、紫外線によるDNAの破壊を未然に防いでいるのです。つまりメラニン色素は肌トラブルや病気を防ぐために無くてはならないものといえます。しかし歳を取るにつれ、新陳代謝が低下して、このメラニンの排泄がうまくいかなくなると、老人性のイボが出来てしまいます。そして、放っておくと増えたり、大きくなってしまいます。紫外線の刺激や、洋服が接触する刺激によって増えたり大きくなる可能性があります。医療機関では液体窒素や炭酸ガスレーザーで焼き切ったり、大きいものははさみで切る治療が行われています。跡が残るのが難点ですが手っ取り早くとることが出来ます。あんまり多い人は1度や2度は治療されてる方が多いですが、体質によるところも多いのであとからあとからできてくるので、何とかならないかなあ~とご相談に来られます。大きいイボの方では、5㎜位の長さのイボが垂れ下がったようになっておられ、ご相談の最中にも、なんだかちぎって取りたくなるという感じでいじっておられますが、触っているとその刺激で大きくなることがありますので、なるべく触らない方が良いです。

 イボは古くからハトムギを使って治療が行われてきました。当店のオンラインショップにある「薬膳シリアル」は皮を取って炒ったハトムギとクコ子を合わせていて、二つの生薬が相乗効果で肌の新陳代謝を向上します。当店のお客様の中にはこのシリアルを毎日ヨーグルトと合わせて朝食に召し上がって、首のイボが取れてきたと喜んでいただいています。70歳を超えた女性のお客様です。その他にも当店には漢方製剤としてヨクイニン、夏枯草、甘草を配合した商品「コイクラセリド」があり、効能として「イボ」を取得しています。やはりこちらを根気良く服用継続していただくと、本当に効果が出てきます。このイボの改善に必要なのが、肌のターンオーバーを回復し、肌の再生を上げていく事、つまり肌の新陳代謝を上げることが大切です。この肌の新陳代謝を上げるために大きな力を持っているのが、生薬のヨクイニンです。ヨクイニンは内服することで肌に働きかけ、肌の水分代謝を促進して、余分な老廃物の排出をスムーズにすることで肌への水分と栄養の循環を改善し、肌のターンオーバーを早めてくれます。肌荒れ、サメ肌、肌のザラザラ、などにも効果があり、女性にとっては本当にうれしい生薬です。成分としては、ウイルス性のイボに効く「コイクセノライド」羽田煎じたエキス成分に含まれていて、抗がん作用があるともいわれています。肌の新陳代謝を上げる成分は、皮を取ったハトムギそのものを粉末にした、生薬末の方に多く含まれていると言われています。美肌には、写真の「薬膳シリアル」もかなり効果的と言えます。

 また、化粧品の中にも皮膚の新陳代謝を促進するものがあります。当店のオンラインショップでご購入可能な「リスブラン・ミネラルバランス」です。ミネラルは人体では作り出せないため、外から補う必要があります。もちろん食事からしっかり補う事が大切です。リスブラン化粧品に使われている水(化粧品の96%以上が水)は八ヶ岳の湧き水の女取湧水を特殊な技術でπ化しているため浸透力がバツグンです。この強力な水のお陰で極力添加物を減らして化粧品を製品化することが出来ています。この「ミネラルバランス」は、このπ化された水に、肌に最も必要な4種類のミネラルを配合し、肌の保水作用を高め、肌荒れを防ぎ、新陳代謝を改善して、ハリと潤いのあるお肌を保ち、不安定になりやすい肌バランスを整えます。眉毛が薄くて困っている方にも効果的でした。首イボの方には根気よく使っていただき、イボが柔らかくなってきて、ぽろっと取れたとご報告をいただいています。この季節、汗とともに大量のミネラルが肌から出てしまっています。秋にお肌の疲れを感じさせないための必須アイテムです!!

 また、漢方薬の塗り薬で「赤色ワグラス軟膏」は生薬のトウキ、紫根の働きで、抗菌、抗炎症、肉芽の発生を促進し、皮膚の新陳代謝を促進します。傷などに使うと傷口がとても早くふさがるので、驚かれるほどです。イボの他にも湿疹、ドライスキン、あかぎれ、かかと、ひじの角化症、ニキビ、吹き出物、シミ、しもやけ、などあらゆる皮膚の疾患に使えて、皮膚の回復を助けます。もともとは「紫雲膏」という、花岡青洲が作った塗り薬が基本処方で、その紫雲膏から豚脂(豚の油)を除いた処方になります。こちらも、首イボに毎日薄くすりこんでいると、いつの間にかイボがポロっと取れたと言われます。

 首イボもウイルス性のイボも、当店では「コイクラセリド」の内服とその人に合った体質改善薬、さらに美容液「リスブラン、ミネラルバランス」又は「赤色ワグラス軟膏」(または両方)を根気よく続けていただく事で、改善されています。当店の経験では、一か月くらいの継続ではあまり変化がなく、2か月以上経過するころには、柔らかくなった、ポロっと取れたなどのお声をいただいています。1週間や2週間で効かないと言っている方は、根気が足りません。ですから2か月くらいは根気よく続けるつもりで始めてくださいね!イボだけでなく肌荒れもよくなったり、お肌に良い効果がありますよ!!是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

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子宮頸がんの前段階、子宮頸部異形成で漢方がお役に立てること

2022818172257.jpg子宮頸がんとは、子宮下部の管状の部分に出来るがんの事を言います。以前は40~50代が発症のピークと言われていましたが、最近では30歳代後半がピークと言われています。国内では毎年1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3000人が死亡しています。近年患者数も死亡者数も増加してiいますいると言われています。

子宮頸がんの原因

子宮頸がんの原因のほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることは皆様もご存じだと思います。このヒトパピローマウイルスはありふれたウイルスで性交経験のある女性のほとんどが感染していると言われています。しかし、HPVに感染しても、90%の人は自分の免疫の力でウイルスが完全に排除されます。しかし残り10%の人で、HPV感染が長期間感染持続をしその中で、自然治癒しない一部の人は子宮頸部異形成と呼ばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頸がんに進行します。このヒトパピローマウイルス(HPV)はイボを形成するウイルスでもあります。日本語ではヒト乳頭腫ウイルスと言い、感染すると乳頭のような盛り上がった腫瘍(イボ)を形成することからこの名前がついています。その型によっては悪性化するものがあることが分かっています。悪性腫瘍と関係のあるHPVはハイリスクHPVと呼ばれ、代表的なHPV16,と18型さらにはHPV31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68、が関係していると言われています。たとえハイリスクHPVに感染したとしてもやはり90%は自分の力で排除しています。その後10%の人が長期感染持続をして、その後に子宮頸部に異形成(正常細胞ではないもの)が見られたとしてもまた、数年~数十年をかけて子宮がんに進展するというわけです。子宮頸がんになる道のりは長いですね。その他の臓器に出来るがんでも、1つの細胞がガン化してⅠ期の初期がんになるまで20年近くかかると言われていますから同じかもしれません。この子宮頸がんはがんの前段階の異形成細胞の時に健診で分るので、健診はとても有意義だと思います。

子宮頸部異形成といと言われたら

子宮頸部異形成とはとは、子宮頸がんの何歩か手前の状態であると言えます。異形成・・・正常とがんの中間の状態。この子宮頸部異形には3つの段階があり

軽度異形成(CIN1) 中等度異形成(CIN2) 高度異形成(CNI3)の段階があります。

軽度異形成ではその5年進展率8.4%、中等度異形成では34.5%と言われています。

高度異形成(CNI3)は子宮頸がんの1歩手前の状態と言えます。軽度異形成(CNI!)中等度異形成(CNI2)と診断されると、3~6か月ごとの定期健診を受けるのみとなります。医療機関ではその間は何の治療も行われません。一部の人が高度異形成に変化するわけですがどのような人が変化するのか分かっていません。子宮頸部中等度異形成(CNI2)が1年以上継続する場合には5年以内に20%が子宮頸頸部高度異形成(CNI3)に変化すると言われています。中等度異形成が続くと不安な毎日を過ごさなければなりませんね。

子宮頸部高度異形成(CNI3)と診断されると、子宮頸部を円錐切除する手術が行われます。手術後の妊娠、出産も可能な手術の様です。

子宮頸がんについて漢方ではどのように考える?

子宮頸がんに限らず漢方では、がんに対しては瘀血(血の滞り)であるととらえます。さらには子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であることが分かっていますから、このウイルスという「邪気」に対して気血水の力が落ちて、免疫力が低下していると考えます。つまり「邪気」をはらう力が落ちていると考えます。まずは瘀血であるという事ですから漢方では子宮の血流を改善して、子宮内に滞っている血を新しいものに新陳代謝をしていく事を考え当帰、芍薬、センキュウ、牡丹皮、桃仁、さらには田七人参などの生薬を使い、血流改善を目指します。また、ヒトパピローマウイルス(HPV)のような強力でないウイルスに対して身体が増殖や持続感染を許してしまうという事ですから、邪気を払う力を養うために身体の気血両方に力を付けていく事を目指し、腎や脾を温めて機能を高めて全身への血流やリンパ液の流れを活発にするために、黄耆、人参、地黄、当帰などの正気を養う生薬を使った漢方処方を考えていきます。

特に、子宮頸部異形成であるという事は、まだがんではないが、がんになる可能性がうかがわれるので、要観察であるという状態です。漢方の世界ではこのように、発病してはいないが、何か不調があり発病の可能性があるという状態を「未病」言います。2000年以上も前の中国の書物「黄帝内経素問」の中に「聖人は未病を治す」と書かれていて、予防の重要性がそのころすでに認識されていたことがわかります。「未病」とは軽いうちに異常を見つけて病気を予防しようという考えです。最近では様々な検査が進歩しており、自分では病気であると自覚できなくても検査異常により身体の変化に気づくことが出来ます。症状は現れていないが、検査値に異常があるという事は、「未病」であるととらえ、その時点で、病気

を発症させないための治療「治未病」が出来るという事です。西洋医学の進歩によって体の状態を知ることが出来、漢方には「未病」に対する治療がありますから、これこそ西洋医学と東洋医学を融合させて、私たちの病気の予防に役立てていきたいところです。

当店では、子宮頸部中等度異形成が2年以上続いて、ご相談に来られ、その方に合った漢方薬をお選びして次の健診では軽度異形成に改善し、その後も漢方薬を続けていただき異常なしとなる方が多くあります。中には高度異形成から軽度異形成へと改善する方もあります。ほとんどの方が、生理痛があったり、冷え性、などの女性特有の悩みを抱えている方が多く、中には子宮内膜症や子宮筋腫を併発されている方もあります。漢方薬は子宮頸部異形成だけを改善するにとどまらず、その他の症状も同時に改善していく良さがあります。もちろん、食養生、睡眠、休養など本人の身体を治そうとする養生が必要なことは言うまでもありません。動物性脂肪の多いジャンクフードばかりを食べて、身体を冷やすような冷たいものの多飲、睡眠不足や過労の状態で漢方薬を服用しても効果はありません。

​ヨクイニン(ハトムギ)の効果について

医療機関と大学医学部との共同研究において、ヨクイニンのエキス製剤を子宮頸部軽度異形成の患者に対して投与するという臨床試験が実施され、有用性と副作用を検討したデータを見ることが出来ます。それによると、ヨクイニンエキスを投与した群では軽度異形成から正常になったのが89.2%、軽度異形成のままであったのが10.8%に対し非投与群では正常化したのが54.2%、軽度異形成のままであったのが29.14%、悪化して手術となったのが16.7%であったという事です。また、正常化するまでの期間に関しては、ヨクイニンエキス投与群で2~23か月、非投与群では8~42%であったというヨクイニンエキスに有用性があるというデータがでたという事です。このようにヨクイニンエキスは子宮頸部異形成に対して役に立つと言えるという事でした

当店でも、子宮頸部異形成のご相談では、その方に合った漢方薬に合わせてヨクイニンエキスを配合した処方を合わせて服用していただく事がほとんどです。ヨクイニンエキスは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に有効なだけでなく、老人性イボや首イボなどにも効果がある方が多く、皮膚の新陳代謝を高める働きがあります。シミ、肌荒れ、そばかすにも効能がありますので、普段から美容のためにハトムギ茶を飲んだり、はと麦ポップというハトムギを炒ったものをシリアルのように召し上がるのも気軽に摂取できておススメです。もちろん子宮頸部異形成を診断されたら、ヨクイニンエキスの製剤を婦人薬の漢方薬と一緒に服用されることをお薦めします。

子宮頸部高度異形成が再発する方もありますので、円錐切除の手術ののちに予防のための漢方薬を服用されることをお薦めいたします。漢方薬はこんな時にとってもお役に立ちますから、のまない手はないと思ますよ。漢方薬は女性の強い味方ですから是非お気軽にご相談ください。

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最近の漢方使用例 不眠症 子宝+美肌 パニック障害、子宮内膜症

60代女性 突然の不眠症

 もう何年になるだろう、多分20年来の長いお付き合いのお客様。もともと貧血症でいらっしゃったのだが、その時時で漢方薬を服用いただいて、元気にお仕事も定年までお勤めされて、今は家庭の仕事に専念されている。仕事をされていたときは、会社の健診で引っかからないよう予防しながら、色々とが提案をさせていただいていて、お嬢様やご家族のご相談もお受けしていた。最近の暑さと、お嬢様のご出産を控えて、このところ全然眠れないとご相談に来られる。身体もとってもしんどい!のでどうしたことかと。何か疲れることがあった?と聞いても特別ないと答えられる。お嬢様の出産で、初めてのお孫さんだからやっぱり心配なんでしょう❓と言うと、そんなことはない、全然気にしてない。なるようになると思っていると言われる。お嬢様がお産のために里帰りされていて、食事の支度やら出産の準備の手伝いなどで忙しくお疲れなのだなと察しましたが、本人は認めない。初めてのお孫さんでやはりお産の事も心配なのだと思い、身体と神経の疲れからくる不眠と判断して、漢方薬10日分と頓服の漢方薬Ⅰ種をお渡ししました。それから2週間ほどしてまた来店され、すっかりよく眠れるようになった。身体もとっても楽になったと言われた。10日間の服用だったが、よく効いた。お嬢様の産前産後の漢方薬をご購入いただいた。それからまた10日くらいして来店され、ここ何年か予防のために飲んでいる漢方薬を買われ、お嬢様も初産にしてはとっても楽なお産で、婦人科の先生も驚かれたとのこと、母子ともにお元気とご報告をいただいた。

本人の言われることは、たまに信じない方がいい時もある。長いお付き合いだから何となくわかることもあり、有り難いお客様です。

 

子宝のご相談から美肌

 4年前に子宝のご相談をいただき、何度か体外受精をされていたが成功されず、1種類の漢方薬で無事体外受精に成功され、双子の赤ちゃんを出産されたお客様。もう双子の子供さんも3歳になります。時々来店され、子育ての疲れからの不調や、PMSのご相談もいただいていた。しかし基本、妊娠前からずっと服用いただいていたのは「ケイギョク膏」という漢方薬。つい3日ほど前に、双子のお子さんとご主人と一緒にご来店いただいた。久しぶりのご来店で「お久しぶりですね~」と言いながら、私の口から出た言葉が、「お綺麗ですね~やっぱりケイギョク膏はいいよね~」でした。こんなことを面と向かってお客様にいう事はめったにないのですが、思わず出た言葉でした。このお客様はもうかれこれ4年以上この漢方薬をお飲みいただいている。子供の顔もみてやってください~と言われ、お車まで行くと、本当にお元気そうな男の子と女の子の双子ちゃんでした。このお客様は、妊娠前には抜け毛もてとても気になっておられた方で、今はそれも嘘のように髪とお肌が艶々です。その時店内にいたお客様もお肌綺麗だね~と感心しておられました。何よりも元気に子育てされていて、本当に良かった。

 

パニック障害 女性

 生理前の不調PMSと生理痛のご相談をいただいていた女性。気のめぐりを良くして緊張しやすい神経をリラックスしやすい漢方薬とホルモンのバランスと血流を改善する漢方薬を服用いただいていた。しばらく服用いただいて、車の運転も近くなら大丈夫、電車も県内なら行けるようになり、買い物やお友達とのお茶も楽しむことが出来るようになっていたところ、同窓会が遠方で開催されることになり、久しぶりに友達に会いたいのだが、自信がない。電車に乗るのも、長い間会っていない友達に会うのも緊張する。お母さんについて来てもらうのは嫌だから、何とか自分で行きたいとご相談に来られた。いつもの漢方薬を少し変えて、頓服の漢方薬を出かける日の朝飲んで、また電車でも途中で飲むようにお話しして、無理せず、行けるような気がしたら、参加するといいよとお話をして帰っていただいた。半月ほどしてご来店され、無事一人で行ってきたとのこと、同窓会も楽しむことが出来て、自信がついたと喜んでいただいた。

 

​子宮内膜症 40代

 以前より当店にご相談をよくいただいていた女性。生理痛があり、ノドが腫れやすく、風邪をひきやすいお客様で、胃腸があまり強くない。39歳ごろになって、生理痛さらに強くなり婦人科を受診されたところ、子宮内膜症と診断された。このころは、生理になると仕事にいけないほど痛みがキツイし生理以外の時にも痛みがある。MRI検査の結果、卵巣に3㎝大の内膜症とダグラス窩や膀胱の当たりにブルーベリースポットがある。鼠径部にも直径2㎝くらいの内膜症らしきものが見受けられるとのこと。手術はしたくないので、プロゲステロン受容体アンタゴニストの内服薬を始めることになった。しばらくは頑張って服んでいたが、元々胃があまり強くないところの体質もあり、この薬を飲むと気分が悪くなって吐きそうになりとても続けることが出来ない。先生と相談して内服薬を中止して様子を見ることになった。この後、痛みが強くなり、内膜症が進行するようであれば、手術という選択肢しかないとのこと。これは大変という事で、漢方薬で何とかならないかとご相談を受けた。漢方薬は剤型としてはやはり煎じ薬が一番効果的なので、煎じ薬を飲んで頂く事に決定して、もう一度しっかりとお身体の事についてお聞きした。この方は、元々あまり強い体質ではなく、気虚、血虚両方ある方なので、強い駆瘀血薬は使えないと判断して、血虚にも対応する駆瘀血剤にて、胃腸も大切にしながらお薬をお選びした。3か月ほどは生理痛がきつい時もあったが、4か月くらいからかなり楽になり鎮痛薬もたまにしか飲まなくてよくなった。その後2年になるが、婦人科で内膜症の進行もなく手術もすすめられていない。生理痛もかなり楽になった。ノドが腫れて高熱が出ることも無くなった。時々疲れてめまいがしたりすることがあり、その時に合わせて漢方薬をお飲みいただいている

子宮腺筋症や、子宮内膜症のご相談をいただく事が多いが、炎症を起こしやすいアレルギー体質などの人が多いような気がする。炎症を起こしやすい体質とこれらの病気は関係があるような気がしてならない。これはあくまで私の推測です。子宮内膜症や子宮腺筋症は漢方薬がお役に立てる病気なので是非症状が重篤になる前にお気軽にご相談いただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

女性と漢方薬

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 東洋医学では、古来から女性特有の様々な病気や症状に注意が払われ、月経、妊娠出産、更年期、閉経後などの諸症状に様々な漢方薬が用意されてきました。また、冷え性などのように病気ではないけれど不調な症状に合わせても用いる漢方薬があります。現代の女性の疾患で言うとどのようなものに、漢方薬が適しているのかというと、若い人では、「機能性月経困難症」「月経前症候群PMS」「産後の体調不良」「便秘」「ニキビ」「頭痛」「冷え性」など。また、中年になると「更年期症状」「自律神経失調症」など、また、若い人、中年の人問わず「子宮内膜症」「子宮腺筋症」や「子宮筋腫」などは婦人科の受診が必要な時もありますが、漢方薬も大いに役に立つ疾患になります。受診して、様子をみましょうと言われたり、ホルモン剤が合わない時や、基本的にホルモン剤は半年単位での継続になりますから漢方薬の併用も有効です。

また、不妊症の治療は西洋医学が進歩している分野ですが、「体外受精」や「顕微授精」は妊娠の確率を上げることに貢献している反面、妊娠しやすい体を作っていくという面では役に立ちません。子宮の血流や子宮内膜の状態を良い状態にして、元気な卵子や精子を作るお手伝いが漢方薬によっては可能です。現代では妊娠の高年齢化が進んでいるために、ほとんどの方が不妊治療では「体外受精」を受けておられますが、何度もホルモン剤を使って卵子をたくさん作ることで卵巣はどんどん疲れていきます。そんな時、漢方薬を併用すると、子宮を温め、卵巣と子宮の血流を良くして、卵巣や子宮の機能が低下するのを防いでくれます。

​昔から「血の道症」という女性の症状に対する疾患があります

「血の道症」とは産後などに、女性ホルモンの分泌過多や不足などによって、卵巣をコントロールしている脳下垂体ホルモンの分泌が影響を受け、関連するホルモン分泌が異常な状態となる症状が起こります。ホルモンバランスが崩れると、自律神経という体の機能をコントロールしている神経に失調をきたし、身体的な症状と精神的な症状の両方が現れます。

身体の症状としては

のぼせたり頭痛が頻繁に起きる、反対に、身体が妙に冷える感じがする、めまいや立ち眩みがする、急に動悸が起こる、耳鳴り、身体が疲れやすい、眠りが浅くスッキリしない、肩やその他の痛みがある。など様々な症状があります

精神的な主な症状は

不安感や憂鬱感を強く感じたり、イライラして怒りやすくなったりして気持ちが不安定になります

このような症状は産後に良く起こります。産後は1か月は寝床から起き上がってはいけない。精神的にゆったりと育児に専念することが大切で、実家に帰ってお母さんの元でゆっくり過ごせるとよいとされています。この時期に、夫の理解が足りなくて、ケンカが何度も起こるような生活をしていると、「血の道」をうまく乗り越えることが出来ずに、不調が長引いてしまいます。産後うつなどが起こるのも、この「血の道」が原因です。産後は女性にとって大切な期間ですから、周りの協力が大切です。現代では、男性も育児休暇を取ることに理解が得られていますので、実家に戻れない事情があったなら、夫の協力は不可欠です。私も若いころに「そんなに怒っていたら血の道がでるよ」などと言われたものです。イライラ、カリカリすると気の流れが悪くなり「血の道」の症状が出やすくなります。

 妊娠出産は、女性にとって生涯の内で、最も大きな行事であると言っても過言ではありません。母体の体力を想像以上に奪っています。何といっても命を懸けて命を生み出すわけですから。産後に育児をするための体力を失ってしまっていると、自分の生んだ赤ちゃんをかわいいと思うことすらできずに、産後欝に突入してしまう方もあります。産後になんだか体調が悪いなと感じて医療機関にかかっても、頭痛には鎮痛剤、眠れなければ睡眠導入剤と、検査をしても異常がなければ対症療法しかありません。

漢方の歴史においては、産後の女性の身体の事を考え、産後には煎じ薬を飲んどきなさい。とよく言われてきました。妊娠出産は、女性の身体において、特に血というものが大きく動くイベントですのでそれによって気や水も乱れが生じています。漢方薬にはこの「気・血・水」を整えるという発想と力があるため、産後の「血の道」を整える力があるのです。

妊娠出産に限らず、女性は常に「血の道」の影響を受けています

若い女性であれば生理の周期によって、怒りっぽくなったり、妙に不安になったり、悲しくなったりと情緒に影響を受ける人も多いと思います。自分はうつ病なのかと心配になったりすることもあるかと思いますが、生理の周期によって感情の変化があるかどうかを観察して規則性があるようだとそれは生理周期によるものなので、漢方薬で改善する可能性は大きいです。これも最近では「月経前症候群PMS」という病名が認知されてきましたので良いことですね。これも「血の道症」の一つです。また、女性にとっては避けて通れない更年期という時期には精神的な不安や自律神経の症状など悩みを持つ人も少なくありません。単なる自律神経失調症とは違い、女性ホルモンの減少によって起こります。症状は頭痛、肩こり、のぼせによるホットフラッシュ、動悸、めまい、不眠、イライラ、全身の倦怠感、などなど様々な症状があります。現代では西洋医学の治療により、ホルモン剤による治療、鎮痛剤、安定剤などが処方されますが、長く続けると、副作用や依存性が気になります。漢方では江戸時代からこれらの「血の道症」は漢方薬の得意分野で、体質に合わせた処方が多くあります。昔はこんな時は煎じ薬を飲んでいたものでした。漢方薬は更年期の後にやってくる老年期にも対処しながら健やかに年をかさねていくお手伝いが出来ます。

「血の道症」も含めて女性の疾患に良い処方には

四物湯、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、折衝飲、温経湯、加味逍遙散、半夏厚朴湯、桃核承気湯、当帰建中湯、帰脾湯、酸棗仁湯、などなどまだまだ様々な処方が存在します。

当店では、胃腸が弱く、ストレスにさらされることの多い現代人の体質に合わせて、組み合わせを考えながら、その方に合った処方をお選びしています。

漢方薬は女性の心強い味方となってくれます!是非お気軽にご相談ください。

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梅雨時の自律神経不調に漢方薬

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  今年の梅雨「梅雨寒」と呼ばれるほど、朝夕の気温が下がっています。気温の差に身体が対応できず、痛みなど不調を訴えてこられるお客様が増えて来ました。地域差はありますが本格的な梅雨はこれからの模様です。中四国地方ではそろそろというところでしょうか。本格的な梅雨に入ると湿度も気温も高くなってきます。ジメジメした湿気に加えて暑さが加わると、不快な気分が襲ってきます。この不快感は大きなストレスとなって襲ってきますね。私は一年中で一番いやな季節です。日本に生まれなければよかったと思うほど。特に低気圧が近づいてくると、具合が悪い~という方は多いのではないでしょうか?「身体が重い」「頭が重い、頭痛がする」「ふわっとするめまい、頭を動かすとグラっとくる」「下痢をしやすい」それとともに、悪心、吐き気がする、乗り物に酔ったような気持ち悪さがある。これらは漢方でいうところの「湿邪」によるものと言われています。また、この湿邪は身体だけでなく、心にも影響を及ぼし、気分が晴れ晴れしない、妙に落ち込みやすくなるなどの症状も引き起こしやすくなります。これはこの季節は、昼間の時間が最も長く、気温も高いことから「陽気」(エネルギー)を消耗しやすい時期であるという事も関係しています。今年の夏至は6月21日だそうです。代謝の高まりや睡眠不足が原因で「心」の「陽気」が消耗されやすいため、「心」の養生が大切になってきます。湿度が高いせいで、身体から余分な水分が出ていきにくく、湿を体にため込みやすくなります。この「湿」は「脾」(胃腸の機能)を低下させて、夏に向かって夏バテの素地を作ってしまいます。この季節は、湿を取り去る利水の働きのある、白朮や茯苓、めまいに良い沢瀉などの生薬が有効になります。また「脾」を補って胃腸の消化吸収力を助ける生薬である、人参、白朮、合わせて湿による痰を取り除く半夏、湿邪によるストレスに対応するための血流をよくして血も補う当帰、センキュウ、シャクヤク、治癒力を助ける生姜、大棗、甘草などの生薬をうまく組み合わせて飲んでいく事で、バランスを取っていくことが出来ます。

 このように、梅雨の時期の病気とは言えないんだけれど、凄く調子が悪いという症状に、漢方薬はとても役に立ちます。梅雨の時期の不調を予防、改善するための大切なポイントは「脾」を補うという事にななります。西洋医学では、めまいにはめまい止め、頭痛や頭重、足腰の痛みには鎮痛剤、下痢には下痢止め、胃が悪いと言えば最近では逆流性胃炎のお薬(これは胃酸を抑えるので食中毒にならないよう注意が必要です)という事になり、対症療法です。

この季節の養生としては、特に睡眠不足にならないよう、生活にメリハリをつけて、十分な睡眠と休養を取りましょう。食養生としては

① 「湿」を取り除き、水分代謝をよくする食材

  そら豆、さやいんげん、冬瓜、はと麦、、小豆、すもも、など

​② 「心の気」を補う食材

  うなぎ、あゆ、 アジ、小麦、そば など

③ 水を守る食材

  梅、さくらんぼ、など

もう少し暑くなってくくると熱を取り、水分を補充するための食材である

  きゅうり、トマト、すいか、メロン、緑豆、豆腐、など

を取り入れて身体が熱くなり過ぎないようバランスを取っていきましょう。もう暑い夏はそこまで来ています。梅雨の季節に養生をしっかりしていると、熱中症も起こしにくく、夏バテも防ぎます。朝夕過ごしやすいと思っていたら、急に気温が上がって暑さに対応できない、という事になります。暑くなり初めには身体が暑さになれていないため、対応できずに熱中症になりやすいのです。まだ暑くもないのに、生ものの多食や、スイカやメロンなどの夏の食べ物を冷やして食べていると脾胃を弱らせて、水分の代謝をうまくできなくなります。本格的に暑くなるまでは身体を冷やす食べ物は控えることをお薦めします。

この中で、「そら豆」には「脾」「胃」の働きを助ける作用があるため、蒸し暑さによる食欲不振や胃もたれを解消する効果があります。また、水分代謝を良くする働きがあるので、下痢やむくみを取る効果も期待できます。この時期しか食べられないこの「そら豆」を食事に取り入れて、梅雨時期の食養生の一つに加えてみてはいかがでしょうか。シンプルに塩ゆでで、おつまみにもよし、中華料理などに炒めてもよし、牛乳や豆乳と一緒にポタージュにしても美味しく召し上がれます。この季節の自然からの贈り物ですね。

この季節は、更年期障害やPMS(月経前症候群)をお持ちの方にとっては症状が悪化しやすい季節です。イライラ、抑うつ気分、怒りの爆発。不安感、頭痛、関節痛、手足のむくみなどは、この時期の「湿」による症状とダブルところがありますので、症状が増幅しやすいと言えます。是非、日頃より気(神経の働き)、血(血行ホルモンの働き)、水(水分代謝)の乱れを整える漢方薬の服用で、自律神経のバランスを良くしておくことがこの季節を快適に過ごすためにおススメです。お気軽にが相談ください。

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子宮筋腫や内膜症、生理痛が辛い人の食養生

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 子宮内膜症、子宮筋腫は増加していると言われていますが、その原因ははっきりとは分かっていません。アメリカの映画女優、マリリンモンロー(1926~1962)は子宮内膜症だったと言われています。マリリンモンロー生誕時には世界で数例しか報告がなかった子宮内膜症が今や全米だけで、患者数600~900万人と言われています。日本でも260万人近くと推定されています。これらの病気は、女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて進行すると言われていますので、晩婚化、少子化によって女性の身体が女性ホルモンの影響を受ける期間が長くなっているという事は明らかな原因だろうと言われています。例えば出産を3回すると、妊娠期間と授乳期間を合わせて約2年間生理が止まりますので3人だと6年間生理がないという事になります。6年間はエストロゲンの分泌が少なくなっているという事ですので、その影響も受けないという事になります。

 その他にも、環境ホルモンの影響や食の欧米化も指摘されています。子宮内膜症は生理痛が非常に強い傾向があり、女性の生活の質を低下させ、家庭や社会での経済的な損失を生んでいます。生殖年齢にある女性の5~10%に発生していると言われています。若いころから生理痛があり、生理とはこんなもんだろうと鎮痛剤でしのいでいる人の中には、子宮内膜症が隠れている可能性があります。「健康な女性には生理痛はない」のですから、早めに対処をしておくことで将来子宮や卵巣の摘出を免れるかもしれません。若い女性の辛い生理痛には漢方薬が本当に適しています。生理痛を甘く見ないで、是非お気軽にご相談いただきたいと思います。

今回はこの子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫に良い食事についてお話しさせていただきたいと思います。これらの病気は上述のようにエストロゲンの影響で進行する病気であることが確かです。エストロゲンは栄養素で言うと脂質に関係して、脂質から体内で作られていますから、まずはその元である動物性脂肪を減らすという事はとても大切です。また、食物繊維を多くとると、腸間で脂質の吸収を防ぎ便として排泄しやすくなるという事がわかっていますので、水溶性、不溶性合わせて多くの食物繊維を含んだ食品を取ることは予防に有効な手段になります。最近若い方の間でブームとなっているオーツ麦は、食物繊維が豊富でなおかつ小麦のようにグルテンを含んでいないことから、腸管での炎症を誘起せず、含まれているβグルカンという食物繊維がLDLコレステロールの低下を助けるというデータもありますので、取り入れてみるのもよいかもしれません。LDLコレステロールは女性ホルモンに限らず体の中でホルモンの原料となる物質ですから一石二鳥と言えます。グルテンを含まないためパンには向いていないので、シリアルなどの製品が販売されています。

 また、食事でいえばやはり、動物性脂肪を含む肉類や乳製品(ヨーグルトやチーズも)を控えることは大変効果的です。肉類の代わりにオメガ3脂肪酸を多く含むマグロのトロや、サンマ、いわし、サバなどを食べる習慣もよいです。イクラやキャビアなどにも多いそうです。魚介類の脂がよくのっているものにはたいていオメガ3脂肪酸が含まれているという事です。私はお客様に、イワシ、サンマ、サバの缶詰をお薦めしています。若い女性はサバやいわしなどの青魚を料理するのは苦手な方が多いですので、これらの缶詰だと気軽に取り入れることが出来ます。市販品の缶詰で100gあたり2000mgのオメガ3脂肪酸が取れるという事ですので、厚生労働省の摂取目標の2倍取れます。また、当店でおススメしているグリーンナッツオイルは植物性のオメガ3脂肪酸を含んでいて、加熱しても壊れにくいので人気です。味噌汁にティースプーン1杯入れたり、コーヒーに入れたりサラダに振りかけたりと、毎日のお食事に取り入れていただいています。

生理の時の痛みは子宮が収縮するように指令を出す、プロスタグランジンという物質が起こしており、痛みの原因となっています。この物質は油で出来ていて、痛みの素となるのはオメガ6系のサラダオイル、バター、肉の油、牛乳や生クリームなどです。これらは筋肉収縮作用のある、「F2αプロスタグランジン」の原料となるという脂肪が多く含まれています。F2αプロスタグランジンは子宮を収縮させ、月経痛などの子宮内膜症による症状を悪化させます。それに対して上記のオメガ3系脂肪酸は痛み物質と反対に生理痛を軽くすると言われています。プロスタグランジンによって引き起こされる痛みを悪化させる原因に、炎症があります。オメガ3系脂肪酸のひとつであるDHAには体の炎症を抑えるというデータもあります。マウスの実験ですが、これらのオメガ3系脂肪酸によって、子宮内膜症の症状を抑制できたという報告もあるようです。子宮内膜症、子宮腺筋症は症状を起こしている場所で炎症が起きている炎症性疾患と言われていますので、炎症を抑える働きのあるオメガ3系脂肪酸は食事に取り入れる価値があると思います。またこれらは血液をサラサラにする働きもありますので、血液の状態をよくするという事は子宮に溜まった血液を良い状態に導く事が考えられるため生理痛の緩和にも役に立ちそうです。

 その他に特に取り入れていただきたいのが、子宮筋腫の食事のところでも述べました、大豆製品です。大豆には「バイオフラボノイド」という植物性エストロゲンと呼ばれる物質が含まれています。これは体内で生成されるエストロゲンよりも作用が弱く、食事の一部として体内に摂取すると、エストロゲンの代わりにエストロゲン受容体に結合します。その結果、体内で作られたエストロゲンの働きが弱まり、子宮内膜症や腺筋症の改善や、予防ができる可能性があると言われています。

 以上のように、子宮内膜症、腺筋症、子宮筋腫の食養生には、バランスの良い食事はもちろん、食事に大豆製品を毎日取り入れたり、お肉類や乳製品を控えて、青魚をはじめとする魚介類をなるべく取り入れて、食物繊維の多い穀物や野菜を意識的に毎日食べることが効果的であると言えます。病気を治すために、養生はお薬よりも大切と言われています。特に食養生は重要です。ジャンクフードばかり食べていては、いくら漢方薬を飲んでもなかなか効果が出てきません。身体は日々食べたもので毎日作り変えられています。食養生、さらには運動や十分な睡眠などの養生も心がけ、その上で漢方薬を服用していただければ、体質改善をしながら病気の改善もさらに効果的と思います。食養生や漢方薬を毎日続けることで、病を自分の力で治す努力をしてみませんか? 是非お気軽にご相談ください。

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子宮頸がん予防ワクチンが話題です。HPV(ヒトパピローマウイルス)はイボのウイルスの仲間

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 昨年の11月26日、子宮頸がんワクチンの積極的な接種勧奨が再開されました。該当する方には令和4年4月より順次お知らせが発送されるようです。このワクチンを推奨している先進国に比べて、日本ではこの子宮頸がんで亡くなる方が増加しているのだそうです。現在は若い人に発症する率が高くなっているようです。

子宮頸がんとは

 子宮頸がんの多くは多くはヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染で発症し、そのきっかけとなるのが性交渉です。性交渉によってこのヒトパピローマウイルスが感染することにより、子宮頸がんの発症の原因になっていると言われています。性交渉を一度でもしたことのある女性では80%近くの人がこのHPVに感染していると言われています。このHPV、感染したからと言って必ずがんになるというわけではなく、長い時間をかけて一部の人だけが最終的にがんになるというわけです。感染した80%の中のさらに10%の人が持続感染に移行します。言い換えれば90%の人は持続感染しません。持続感染の状態から変化しなければ正常細胞(NULM)です。そしてそのまた10%の人が軽度病変と呼ばれる状態に移行します。軽度病変(LSIL)という状態は、自然免疫(自分の免疫力)によって正常に戻る可能性も高いと言われています。その後,正常細胞に戻らなかったら中等度異形成と呼ばれる状態になります。そのあとの高度の疑い、高度病変(HSIL)と変化していくと自然治癒率はだんだんと低下していき、上皮内がんへと変化しやすくなります。軽度病変や中等度異形成の状態ではウイルス感染で子宮頸部に扁平なイボが出来ている状態と言えます。まだがん細胞であるとは言えない状態です。診断されると経過観察だけで特別な治療法はないようです。自分の免疫力で回復し正常に戻り次の健診では異常なしになる人もたくさんおられます。高度病変の状態ならば切除するかどうか医師と相談という事になると思います。HPVに感染しているかどうかを調べる検査があるようですが、実際のところは、HPVヒトパピローマウイルスに感染している人はたくさんいます。感染が自然消失することも多く、感染しているかどうかを調べて、陽性だとしても何か手立てがあるかと言えばそういうものはないのです。

 高度病変から上皮内がんに変化するとがん0期という事になります。完治する率はほぼ100%と言われています。さらに進んで浸潤した状態であってもⅠ期であれば生存率は90%以上。状況によっては子宮を残す手術も可能という事です。さらに進行してしまうと、子宮を残すことは困難なこともあり、さらに膀胱や直腸などに広がった場合には完治が困難で、生命にもかかわることもあります。どんながんでも同じですが、早期発見、早期治療が重要です。

子宮頸がんの原因、ヒトパピローマウイルス(HPV)

 この女性の敵、子宮頸がんの原因と言われているヒトパピローマウイルス(HPV)、実は小さいころに手や足にできたあのイボのウイルスの仲間です。わりとその辺にいるウイルスなのです。その種類はわかっているだけで100種類以上になると言われています。感染部位によりいろいろな症状を起こします。皮膚にこのHPVが感染すると皆さんご存じのイボになります。水いぼもこのHPVの仲間が原因で起こります。そして性器に良性の種類のHPVが感染すると尖圭コンジローマになります。そして子宮頸部に悪性のHPVが感染すると子宮頸がんの原因となる病変を作り、持続感染から変異をしていくとガン化していきます。100種類の内30~40種類が性器に感染し、さらにその中の15種類がガン化するハイリスクタイプです。今接種が行われようそしているワクチンではこのうちの2種類のウイルスに対するもので、期待される効果は大体7割と言われています。日本人に多いのは16型と18型と言われています。

HPVヒトパピローマウイルスに効果のあるヨクイニン

 子宮がん検診で、軽度病変やその疑いと言われると、様子をみましょうという事になりますが、何も手立てがなくては不安になりますよね。自分の免疫力を高めて自然治癒を目指すのが大切ですから、食生活に気を付けたり、睡眠不足にならに様にすごし健康管理をしていく事が重要です。それに加えて、少し積極的な対策を取ろうと思ったら、ヨクイニンを取り入れてみることは有効と思います。ヨクイニンは元々イボの治療に飲まれています。その水性エキスにはHPVに対する撃退効果があることはよく知られています。体内の免疫細胞を刺激する働きによると言われています。そしてヨクイニン自体の粉末には皮膚の新陳代謝を高めて早く古い角質を落としてしまう働きがあります。つまり美肌の効果があります。シミやブツブツなどの細胞をしたから押し上げて早く代謝させる働きがあります。この二つの相乗効果によってイボに対する効果があるのだと思います。HPV感染者の誰にでも効果があるとは言えませんが、選択肢の一つとしてのヨクイニンはニキビ、シミ、などにもよく美肌効果は抜群ですから、漢方処方と合わせて服用することでいいことずくめと言えます。

実際には「桂枝茯苓丸加ヨクイニン」という漢方薬を使って、HPV型別に子宮頸部細胞診と合わせて有用性の検証が行われたデータがあり、悪性度の高い16型にも軽度病変からの陰性化を認めたという結果があります

桂枝茯苓丸だけではなくその方に合った漢方薬をヨクイニンと合わせて服用いただく事は、軽度異形成(軽度病変)には有効ではないかと思います。体調が良くなって、肌にも良い効果があり、がんの予防が出来て一石三長の効果と言えます。もちろん、高度異形成や扁平上皮癌まで進行していることがわかれば、手術などの対策を取っていく事が大切になります。それでも治癒率はかなり高いですから本当に検診を受ける事による早期発見は大切です。

また、当店では高度異形成や扁平上皮癌などに進行した場合でも西洋医学の治療と合わせて、免疫力を高める生薬チャーガや慢性炎症に良い重楼、漢方薬とヨクイニンの服用も併用していく事をお薦めしています。

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更年期障害に良い漢方薬

 前回の更年期についてのブログでは「当帰」「阿膠」など更年期に重要な生薬についてお話しさせていただきました。今回はそのほかの生薬や、漢方処方についてお話しさせて頂きたいと思います。

まずは「プラセンタ」について、プラセンタと聞くと、漢方薬を連想する方は少ないと思いますが、このプラセンタは哺乳動物の胎盤を乾燥して得られたエキスで、漢方の世界では、古くは700年代から中国で使われており、明の時代には「紫河車」という名前で、治療に用いられてきた記録が残っています。

中国では秦の始皇帝が不老不死の妙薬の一つに用いたと言われています。唐の時代には「本草捨遺」(ほんぞうしゅうい)という書物の中で紹介されていて、明の時代には「本草綱目」という書物に「紫河車」の名で登場し、肉体的、精神的な疲れに効果があるとして、滋養強壮的な漢方薬として重用されていたようです。楊貴妃もこの「紫河車」を服用していたと伝えられています。現代でも漢方の世界で欠かせないものです。西洋でも、古代ギリシャの医師で西洋医学の父と呼ばれるヒポクラテスが治療に使用していたと言われています。エジプトの女王クレオパトラやフランスのマリーアントワネットが若返り、美容の目的で利用していたことは、色々なところで伝えられ、有名です。

そもそも「プラセンタ」(紫河車)とは、哺乳動物の胎盤です。「胎盤」は胎児をお腹の中で育てるための栄養が蓄えられており、胎児の生命を維持し、成長させる大切な働きをしています。現在では医療機関でもプラセンタ注射としてヒト胎盤の製剤が使われています。また内服では豚胎盤から抽出したエキスが市販されています。

プラセンタ注射の効能としては、更年期障害と肝機能疾患となっていますが、様々な効果が実証されています。ただし、プラセンタ注射はヒトの胎盤から作られていて、1度でも注射を受けると献血をしてはいけないとされています。一般に市販されているプラセンタはほとんど豚の胎盤から作られており、内服ですので安心してお飲みいただけます。

プラセンタ注射の有効な疾患や症状としては、更年期障害、肝機能障害はもちろんの事、頭痛、口内炎、気管支炎、喘息、胃弱、肩こり、筋肉痛、関節痛、神経痛、外傷、手術後の創傷治癒、下肢静脈瘤、乳汁分泌不全、生理痛、生理不順、冷え性、皮膚炎、しみ、乾燥肌、自律神経失調症、うつ、不眠、不安症、パニック障害、前立腺肥大、めまい、鼻炎、などなど様々な効果を期待されています。

注射程の効果は期待できないにしても、安心して飲むことが出来る、内服のプラセンタにも似たような効果が期待できます。

西洋医学では1つの物に、このように多様な効果があるという事は考えにくいですが、このプラセンタを漢方薬の「紫河車」として昔の人がどのような人に使っていたかを考えるとまず

①男女問わずの虚労(疲れ切っている状態)

②婦人骨蒸労損(出産のより体力を消耗しきってしまった状態や、結核、肺病、更年期症害など)

③五労七情による吐血や羸痩(肉体的や精神的ストレスにより、血を吐いたり、痩せてくるほどの衰弱)

というように、ひどく疲れ切ったり、衰弱した状態の時に服用し、回復を助けたのだという事がわかってきます。ですから多くの効能があるというよりは、弱っている状態から回復するのを助ける働きをするのだという事がわかります。現代的な言葉に置き換えると、弱った組織を修復したり、不足した成分を身体が作れるよう力づけたり、自然治癒力を高める働きが期待され、

〇内分泌調整作用

〇基礎代謝向上作用

〇自律神経を整える

〇免疫を刺激する

〇肝臓の働きをたすけ解毒作用を強化

このような働きが考えられ、又実証されています。更年期障害に

最適なプラセンタ(紫河車)であると言えると思います。

このプラセンタ(紫河車)は上述のように内分泌調整作用を持っていますので、更年期障害の原因であるエストロゲンの低下によるホルモンバランスを少しでも助ける働きが期待できます。また、エストロゲンの低下による自律神経の不調にも対応して、衰えていく体力を少しでも助けていく事が出来ることから、更年期障害には最適な生薬であると言えます。さらに、当店の商品である、「王妃アキョウ」には東亜県産の純度の高い「阿膠」を配合しており、更年期の不正出血や、骨粗しょう症、関節痛、肌の衰え、目や肌の乾燥、シミなど老化の始まりである更年期による障害にお役に立つ商品となっています。更年期に限らず産後や子宝、美容にとすべての女性に、お役に立てていただきたい商品です

実際、当店のお客様では、更年期でなんだか気分も鬱々としていたのだけど、この「王妃アキョウ」を飲んで2か月くらいたつ頃から、身体も元気になり、気分も晴れやかになった。3~4か月飲んだ頃から足腰の痛みが楽になって、出かけるのが楽しくなり、更年期の症状は多少あるけれど、元気になった気がするなど嬉しい感想をいただいています。

​次に、更年期障害によい漢方処方についてお話ししたいと思います。

更年期障害には「加味逍遙散」とよくいよく言いますが・・・・・

もともとこの「加味逍遙散」という処方は、加(加える)味(薬味)という文字がついており、元々の「逍遥散」という処方にさらに薬味を足した処方でありそれが、牡丹皮と山梔子という生薬になります。まずは元々の「逍遥散」という処方についてお話ししたいと思います。この処方は和剤局方という書物の婦人病のところに出てくる処方です。この処方は血虚の人に使う処方であり、血虚とは血液も少ないしホルモンも少ない、しかも血液の流れ、血行とホルモン分泌が不良であることを言います。この血虚の人が無理をして仕事をすると、まず心臓に疲れが出てきてそれにより血管に影響が現れ、手のひら、或いは足の裏にポーっと熱っぽい感じが出てきます。これを漢方では血熱と言います。もちろん心臓が疲れて胸苦しい感じがしてきます。そしてこのような血熱の症状から、口が渇きやすいという症状の出る人もあります。そして、疲れが重なると体力の低下から、胃腸の調子もよくない、又血液に関係のある、月経も整わなくなってきて、下腹も張ってくる、時には午後になってポーっと熱っぽくなってくるなどの症状が出てきます。つまり血虚、ホルモン不足による症状がこのような症状になり、この「逍遥散」が適していると言えます。この「逍遥散」という処方には、血液に効果のある「当帰、芍薬」で血行、神経の鎮静の働きをし、「柴胡」でもって、肝臓からくる疲れストレス、鬱血に効果があり、午後からだるくなって熱っぽくなるという症状を解消してくれます。そして「薄荷」により気持ちをスッキリとさせてくれます。さらに、「茯苓、白朮、甘草、生姜」というグループが胃の調子を整えてくれ自律神経の調整にも役立つという働きを持ちます

そしてこの「逍遥散」に牡丹皮、山梔子を加えたのが加味逍遙散なのですが、この2つの生薬は特に散剤で使う場合は煎じるのではなく、生薬を末にしたものを加えますので大変胃に障ってきます。ですから私はこの「加味逍遙散」という処方は、ほとんど使わず、「逍遥散」という処方を、四物湯加減という処方に合わせてお飲みいただく事が多いです。

「逍遥散」の他にも当店では

四物湯加減+α(逍遥散、四君子湯、六君子湯、平胃散)温経湯、当帰建中湯、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸料、折衝飲、ケイギョク膏、などなど様々な処方の中から、お客様に最適な処方をお選びするよう心がけています。

更年期障害は40代後半から50代前半にかけて個人差はありますが、ほとんどの方が経験する症状です。更年期だから仕方がないとあきらめないで、少しでもこの期間を快適に過ごせるよう、漢方薬の力を信じて試してみてください。更年期は老年期の始まりです。このころからコレステロールや中性脂肪の上昇、骨粗しょう症の始まり、関節軟骨の減少や筋肉の低下による足腰の弱りなど様々な症状を表してきます。漢方薬にはこの老化の進行を緩やかにし、健康な老年期に向かっての準備をするのを助ける力があります。5年10年と経つうちに、飲んでいる人と飲んでいない人との間には差がついてくると思います。もちろん日々のバランスよい食事や、運動による差は大きいです。歳をとるのは仕方がないけれど、健康で楽しい老年期のために、是非漢方薬をお役立てください。

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